本編中一瞬たりとも『仮面ライダー』の主題歌である『レッツゴー!!ライダーキック』を流さないという半端な姿勢が本作の出来を物語っていると思います。
でもね、なんでしょう。嫌いじゃないんです。
大、大、大珍作であることは間違いないんですけど、歴史に残るタイプの珍作というか。謎の長尺をとった本郷猛とJKとのデートシーンが見れただけで、もう、それでいいです。満です。
見終わったらコンマ0.5秒で全てを忘れるくらいのゴミ映画ばかり作ってきた金田監督も、今回ばかりは気合いが入っているように見えた(気のせいかもしれない)のも良かった。炎の中からやってくる1号とか平成二期のアイコンを使ったゴーストチームのバトルなんて、「あなたそういうケレンとかサービス精神あったんですね」って感じで関心しちゃいましたよ。
白倉&井上ライダーも久しぶりだっていうのに、藤岡弘パワーで全部どうでもよくなってきゃったし、これでいいんだと思います。
体を労れよ、合掌!