ダイセロス森本

ラスト5イヤーズのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

ラスト5イヤーズ(2014年製作の映画)
3.1
可もなく不可もなく。地味に。ずっと同じようなお歌。聞いているうちにだんだんアナケンと彼氏の歌声が耳にツーンと刺さるようになってきて、歌が邪魔ものになってる。
ミュージカルとしての立ち位置というより、舞台向きの立ち位置。最後だって、あのまま一気に戻ったりすればいいのに…というなかなかさみしい展開。うきうきするものを最初に持ってくるのではなく、時系列を逆再生する形で見せてくる作り方は新しいアイデアではあると思う。が、それを恋愛にされてしまうと、わくわく感はなくなる。なぜなら時系列的に一番最後、彼らは破局しているから。…なんかこう…この時系列逆再生を使ったサスペンスがあればめちゃくちゃ面白そうだけど。ちょい残念でした。

アナケンはやっぱり可愛い。

どこですれ違ってるの?私にとってこの映画は女としても男としても理解できないから、やっぱり恋愛って大変なんだろうなあ~。という感じ。それだけ。
家庭におさめられてしまう人生は嫌よ、パートなんかしたくないわよ、と、それは理解できるけれど、実際舞台や女優に向いていないことが散々わかっているのだから何かすべきなのではと思ってしまった。
本当に、ただ妻じゃないか、今の君は…なーんて、夢追い人はそれ以外のことしたくないのわかるわ。

成功した人と成功しなかった人。なんかララランド逆バージョンみたいな感じ…じゃないわ。あの二人はどちらも成功したわ。

夢追い人へ、そして難しい恋愛という舞台に立っている人へ送るミュージカルって感じ。

「私より痩せていて綺麗でかわいい子がたくさんいる」。
オーディションを受けるって、その場に行くだけで私なんかkill my self ですわ…。よく頑張りましたね。

なんかちょっと退屈だった