川村元気、原作「世界から猫が消えたなら」。2015年に公開され、ずっと観たいと思っていて、やっとのことで鑑賞！
■命より大切なもの
物語はこの世界から大切なものを消すことと引き換えに1日の命がもらえるという設定。私はこの作品を「命とは何だろう」と考えていた。よく言われる「命より大切なものはない」という言葉。私もこのことを信じていた。しかし、この作品を見て、「もしかすると、命より大切なものってあるのかも、、、」と思えてきた。人生を彩る様々な「出会い」や人生を温かくする「愛」。こうしたものの方が大切なのかもとも感じた。でも、逆説的だが、この作品のようなことが現実に起こることはあり得ないから、「命より大切なものはない」という著者のメッセージにも思えた。
■幻想的な映像と、演技力にも注目！
私がこの作品で心惹かれたのはレトロで幻想的な映像とその世界を表現する佐藤健や宮崎あおいらの演技です。個人的に1番好きだった映像は作品冒頭の路面電車と自転車の並走シーン。これぞ、映画の世界観だと感じた。
やはり、洋画も良いんだけれど、私のような日本人は日本語で世界を理解しているから邦画は深く刺さるものがある。最近、洋画を観ることが多かったけど、邦画も捨てたもんじゃない！
命ってなんだろう。そんなことを考えながら観たい作品です！
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印象 :9
ストーリー:7
おすすめ度:9
映像 :5
音楽 :4
演技 :5
コメディー:3
→42
個人的評価
＝4.2
【10】印象：好きなシーンはどこか・刺さった言葉はあるか
【10】ストーリー：ストーリーとして予測不可能なものだったか。飛躍しすぎてないか。結末はユニークだったか
【10】おすすめ度：ひとに勧めるか
【5】映像：映像として心動かされるものがあるか。音楽はどうか
【5】音楽：音楽のタイミング。映画館で観たいと思えるか
【5】演技：キャスティング。演技力どうか
【5】コメディー：笑えるシーンがあるか
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