シャルロット・ゲンズブールとオマール・シー目当てで鑑賞してみたが結局最後まで何を伝えたいのかがよくわからない作品だった。これって本当に移民問題？
不法ではないにしろ、明確な処理が施されていないにしろ、国を出てまでして何故異国で働きたがるのか。理由すら判明しないまま助長する周囲の恩着せがましさも気になるし。
「本当の自分がわからなくなる」ってそりゃあんたそれ覚悟でやっていこうとしていたのではなかろうかと。
主人公サンバについては、基本的に素直な性格なんだろうけど妙に繊細で変な部分で感情が昂るわ友人の彼女を平気で寝とるわで正直人間としての魅力を一切感じない。破天荒で女好きだけど、友人思いで情にも厚く行動力抜群のウィルソン(タハール・ラヒム)の方がよっぽど人間味があって好きだなー。
世界観は悪くないのでストーリーよりも、フランス映画特有の洒落た雰囲気は楽しめた。
