ねりたん

デッドプールのねりたんのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
5.0

デッドプール、マーベル・コミックのヒーローのうちの1人で、X-MENとかアベンジャーズとかとも繋がりがある(らしい)んだけど、原作コミックはおろかそれらの関連作すらほとんど観てないというミーハーなかんじです。
アントマンを観た時もそうだったんだけど、アメコミ原作映画、めちゃくちゃあるじゃん、量が。ちょっと追う気にならないっていうか。スターウォーズの7だけ観に行く奴をバカにしてすいませんでしたっていうか。

ただデッドプール、全編に亘ってくだらないこと喋りっぱなしなんだけど、ちょいちょい挟まる小ネタはアメコミネタばっかりというわけではなく、下ネタ6、海外芸能2、アメコミ2ぐらいの割合というかんじ。
ので、マーベル関連作品を観ておけばっていうのはもちろんなんだけど、あっちの文化とか芸能ゴシップとかに精通していればもっと楽しめたのではないだろうか、というのはとても感じる。
まぁ全てのネタを理解するのとか無理だと思うんで、後で調べて「へぇ〜」ってなるぐらいでちょうどいいんですけど。映画館出てすぐ『デッドプール ネタ』でググったんですけど。


デッドプールのいいところは深刻にならないところだと思います。
不幸な生い立ちとかバンバン人死んだりとか特殊能力とかいろいろあるけど、全然悲惨じゃないので良い。
アメコミヒーロー、すぐ悩むじゃん。「正義とは……」「力とは……」とか言って。あとすぐ仲間内でモメるし。デッドプールはそういうのない。そういうのバカにしてる。
特殊能力も不死・超回復っていう見せ方によってはわりとエグい(HEROESのあの子とか)能力だけど、デップーは悲惨じゃない感じ。そこが良い。痛そうではあるけど。自分でネタにするぐらいあっけらかんと死なない。

極上爆音で観たかった関係で字幕しかなかったんですけど、噂によると吹き替えの方が小ネタの翻訳がうまいとのことなので、DVDが出たら吹き替えでも観たいと思いました。
とりあえずアメコミ映画をみ始めてみようかな……
ねりたん

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