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私たちのハァハァのMIOのレビュー・感想・評価

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)
4.6
ああ良かった。映画館で観れて良かった。この手の映画は見終えた後に何故か喪失感に見舞われる。それにしても、ここまで今の高校生を忠実に演じることができるのか。最早見ていて演技なのかリアルなのか分からなくなる程。本当にその辺の女子高生の会話を聞いているようで、とにかく感情移入がしやすかった。路地裏での喧嘩のシーンなんて、こっちまで息が詰まる。でも、若いうちに感じる感情とか感性は大事にしていきたいと強く思った。若さに甘えてはいけないけど、若いからこそ出来たり許される行動があるのは事実で、後先考えず感情のままに仲間と進むのも悪くない。あと、透子ちゃんのクリープへの思いが行き過ぎだろっていう大人の人もいるけど、現実にもファンであそこまで考える子って案外少なくない。今考えると私は4人其々に共感する点があったから、より一層この作品が好きになったのだと思う。高校生は、悩んで苦しんで投げ出したくなることばかりだけど、楽しいんだって事を再確認した。DVDになったら、もう1度絶対に観たい。

そして苑子ちゃんのサイン会。短い間でも少しお話ししてパンフレットにサインを頂いて、映画の直後だったので1人放心状態でした。
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