MASARUの痛風は経過観察

私たちのハァハァのMASARUの痛風は経過観察のレビュー・感想・評価

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)
4.2
青春はナルシズムだと思うけど、ずっと自撮りはキツいじゃん。途中からきちんと開けた画を観せてくれて、晴れやかな気持ちになった。
ドランのSNS的な手法を思い出したけど、多分たまたまなわけで、2015年にこういう手法がトレンドになってるのが興味深い。

男のエロい目線もしっかり入っていて正直だな、と思った。
青春は、制服から透けて見えるブラ線なのだ!
あと、汁俳優(失礼)、池松くんのシークエンスが好きだった。
お金ないならエロいことさせてって、俺の中のゲスい心がザワついた。
あの中でエロいことするなら、あのコだよなー、わかるぞ池松くん!
言っとくけど、あそこで一ノ瀬とかチエちゃんにちょっかいかける男のほうがゲスいからな!
(誰に向かって言ってるんだ?)

青春のみっともなさは、蓋をして押し入れ奥に突っ込んでおきたいものだ。
映画がその蓋をあけて「全然アリだよ」って肯定してくれるありがたさよ。

学校終わって、
まっすぐ家に帰って、
レンジに入ってる菓子パン食べて、
ゲームして、
夕飯まで昼寝する、
という特に何もなかった俺の青春も、たまには思い出してあげようと思った。