akibanao

セッションのakibanaoのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.8
@キネマ旬報シアター 仕事映画として非常に共感し、楽しむことができた。「手に入れたいものがあり、その為に足を今いる世界に踏み入れた」その欲しいものを得るためだけに、互いを利用する。その苛烈な欲ゆえに、端から見ると狂気にしか見えないが、やっている当人からすると、当たり前のこと(相手も同じような目的を果たすためにこの世界にいると思っているから)。き似たように、欲しいものを手にするために何かを犠牲にしなきゃいけないことはどの業界にいる人でもあるはず。それを選んだか否かは別にして。
こういった本質論的なこととは別に、流れる音楽(セッション)のカタルシス、気持ちよさ、エンターテイメント映画として十分楽しめる。音楽映画共通ですが、出来る限り大音響で聞くことを推奨する映画です。
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