かりん

セッションのかりんのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
因縁のチャゼル😠
なんで今歌い出すの?踊り出すの?って感じのいきなり始まるミュージカルは大の苦手😟
ララランドももちろん苦手!!!
ちゃんとストーリーに沿ってるならいいけどさ、、家で観たときはしんどかった🙄いつかの再上映も観たけど正直記憶に残っていない。

セッションはみなきゃみなきゃと思ってまだ観ていませんでした😥再上映チャンスが来たので映画館一択!


ヤバイ、凄くおもしろかった🫢
これは映画館で観て本当によかった!!
耳がジャズだよ👂🎶

J・Kシモンズが凄すぎる。
怖過ぎてこっちが泣くんですけど🥲
そりゃ助演男優賞取るでしょうね、
ほんとに凄いもん😦

マイルズテラーも何者ですか😧
ドラム相当練習したよね。本当の血だってね😧🥁🩸
ニーマン反発してくるし負けず嫌いすぎるよ!!笑

最後、二人のバチバチがすごかった🫣💥
デイミアン・チャゼル監督、すごいものを観せてくれた。語彙力なさすぎてスゴイしか言ってない😂

あ〜バビロン楽しみ🥹

他のユーザーの感想・評価

ノ

ノの感想・評価

4.9
楽しみで寝れなくなるほど期待してたのに、ちゃんと全部がツボすぎた

リード、メトロノーム、垂れる唾、譜面に書き込むのも懐かしかった!
まさき

まさきの感想・評価

4.5
夢と夢のぶつかり合いって感じて面白かった。主人公生意気すぎたけどね。ラストの気持ちよさが異常。
arisa

arisaの感想・評価

4.4
再上映初日に!
狂っていく姿が良かった、、

終わり方完璧すぎた^^
音楽ってこんなにかっこいいものだったのか
犬

犬の感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

今作は私のオールタイムベストなので、レビュー以下の評論かぶれ拙文を残しておきます。書かないと情緒が治らないのよ。

これは「孤独な人間が居場所を守る映画」だ。

主人公のニーマンは有名音楽大学でジャズドラムを学ぶ新入生。ある日、学内一の敏腕教授フレッチャー率いる学生楽団にスカウトされ、地獄のようなレッスンが始まるが……というストーリー。

今作はこの「地獄のようなレッスン」に注目が集まりやすい。ビンタするわ、物は投げるわ、「ブタ野郎!」と言うわ、家族をバカにするわ、パワハラのオンパレードだ。

しかし、不思議と不快感はない。それは、ニーマンのドラムスキルが確実に上がっていき、フレッチャーの怒号に喰ってかかるほど、根性が座ってくるからだ。

ニーマンも、フレッチャーも、実は孤独な人間なのだろう。

ニーマンの恋人がいい比較対象だ。彼女は目標もなく大学に入り、平凡な日常を送っている。「母に顎が大きいと言われるの」「故郷が恋しいわ」とデートで吐露する。申し訳ないがニーマンの孤独と比べると、質量は軽い。

ニーマンの母は彼が幼い頃に家を出ているし、地元の幼馴染たちは音楽に理解がない。しかし、そのフラストレーションが、ニーマンを音楽へ向かわせる。現実に満足している者に、芸術は必要ない。

その証拠に、彼女はニーマンが気に入っている店内のBGMにも興味がない。ニーマンが音楽に没頭するのは「ステージの上しか居場所がないから」だ。そこで生きていくこと=最高のドラマーになることが、ニーマンの夢である。

その「ステージ」を与えてくれるのが、フレッチャーだ。初めてのレッスン前、フレッチャーはニーマンから彼の家庭の事情を聞き、激励する。激励するが、その後「だから母親は出て行ったんだ!」と叫ぶ。最低だ。

しかし、本心は「その孤独を音楽にこめてみろ」なのだろう。フレッチャーの罵詈雑言には、自分の「居場所」を再確認させる力がある。

指導に耐えきれなかった学生たちは、ある意味幸運だ。ステージ以外に「居場所」があったのだから。音楽がなくても、生きていける人なのだろう。

ここで記しておきたいのだが、フレッチャーは天才ではない、ということだ。著名なプレイヤーなら、たとえ有名大学であっても教授にはならず、日々コンサートで世界を駆け回っているはずだ。理由は語られないが、どこかで挫折したのだろう。

中盤、亡くなった元教子の音源を聴きながら、フレッチャーが涙を流す。彼は歪ながら、生徒を愛し、天才に育て上げたいと切望しているのが伝わってくる。

おそらくフレッチャーは、努力が才能を越える瞬間を求めていた。自分が成し遂げられなかった夢を、若い学生に託していたのだ。フレッチャーにとっての居場所は「教壇」だったのだろう。

さて、その「居場所」を守るためにはどうすればいいか。その答えは「努力」である。

序盤、ニーマンは優秀でない学生として描かれる。しかし、夜まで大学に残り自主練習に励んでいたところを、フレッチャーに見つかる。

そしてフレッチャーは、練習を怠る優等生のライバルではなく、努力を絶やさない劣等生のニーマンをスカウトする。

彼は決して、ニーマンの才能を買ったわけではない。努力に可能性を見出したのだ。

ニーマンを含む三人のドラマーの中で、誰を主奏者にするか長時間のオーディション行う場面。

他のパートの学生はスマートフォンをいじったり、ぼーっとしたりして時間を潰している。一見本筋とは無関係なワンシーンだが、この空き時間に練習する人間でなければ、きっとプロにはなれない。

それに比べてニーマンは、恋人とも別れ、毎日手を血だらけにしながらドラムを叩く。観客は痛々しいと思いながらも、応援したくなってしまうだろう。

その努力に応えるように、フレッチャーは無理難題を課し、厳しいレッスンを繰り返す。

だからこそ、見せ場であるニーマンの交通事故に、私は涙してしまう。やっと掴んだ居場所が取られてしまう。何があっても居場所を守りたい。その一心で、血を流し、走り、痙攣する指でスティックを握る。どうか、ニーマンの居場所を潰さないで、と願ってしまうのだ。

結局ボロボロの演奏になって公演は中止になり、ニーマンはフレッチャーに殴りかかる。与えられた唯一の居場所を奪われたからだ。
しかし、その時のフレッチャーの表情はどうか。怒りでもなく、失望でもなく、悲しみがある。フレッチャー自身も、ニーマンの居場所を奪ったことが辛かったのだろう。

そして最後に訪れる三つの裏切り。

一つ目。
ニーマンがフレッチャーの指導を「パワハラ」と告発したこと。ニーマンは退学になり、フレッチャーは退職に追い込まれる。

二つ目。
フレッチャーがニーマンと和解し新しいバンドに誘うも、嘘のセットリストを教え大舞台で失敗させたこと。

この二人の行動、理由は同じではなかろうか。ニーマンは「ステージという居場所」を、フレッチャーは「教壇という居場所」を、互いに奪われたからだ。

しかし、それでもフレッチャーはニーマンをステージに誘う。きっと、どこかで期待していたのだろう。ニーマンへ再び与えた「居場所」を、彼が死守してくれることを。

そして、三つ目の裏切り。

醜態を晒し失意の中ステージを降りたニーマンは、舞台袖で待っていた父に抱きしめられ「帰ろう」と諭される。

しかし、ニーマンはもう一度ステージに戻っていく。そう、彼にとって「帰る場所」は「ステージ」だけなのだ。

再びドラムセットに向かい、最高の演奏を繰り広げるニーマン。その姿を見たフレッチャーは、ズレたシンバルを直し、指揮をとり、ニーマンはそれに合わせる。この瞬間、カーネギーホールはステージであり、教壇になる。

この狂った信頼関係は、居場所のある人々にはわからないだろう。亡くなった元教子の両親や、ニーマンの父には。しかし、狂気の世界で生きるのが、最も心地良い人間もいる。

果たして、二つ夢は狂気の色を孕んで叶い、二つの笑顔で終幕する。

鑑賞後、あなたの鼓動のテンポは速いだろうか、遅いだろうか。私は速かったです、フレッチャー先生。
りおう

りおうの感想・評価

4.5
意地と意地がぶつかり合う魂のキャラバンにぶちのめされる。

ブチギレるシモンズ怖すぎる。
見たのはかなり前なので今印象に残っているところだけ
強烈に苦って感じ。怒鳴り叱られるのが苦手すぎて半分過呼吸なりながら見た
他には見ないような話だったから割と頭に残る
なすび

なすびの感想・評価

5.0
努力が実らなかった苦い過去を抱える全ての人へ

私も過去に水泳の強豪クラブチームに所属していた。
たった一人の指導者に何十人の生徒が恐れおののき、従うしかないあの緊迫感。
厳しい練習の中、人格まで否定されるような激しい怒号に心身ともに追い詰めらていく。
しかし、鬼のような指導者がたまに見せる(意図した)優しい一面による飴と鞭で心を支配されていく感じ。
それら全てが完全再現されており、本当に私のナイーブな核心的なトラウマをついてくる。

初めてこの映画を見たのは小学6年生。何気なくつけたテレビで放映されていた。まさに当時の自分と重ね合わせて途中から食い入るように見ていた。辛い事を思い出してモヤモヤしていた。それでも最後まで釘付けだった。

最後まで見たら、モヤモヤが全部晴れた。最後の最後に度肝を抜かれたし、心が揺さぶられて熱くなった。なにより自らが勝手に思いを乗せた主人公が大どんでん返しをしてくれて嬉しかった。
辛い経験がこの映画を何百倍も素晴らしいものにしてくれたのだから「無駄じゃなかった」と本当に報われた気持ちになった。

原題は「Whiplash」だが邦題が「セッション」。素晴らしいタイトルじゃないか。フレッチャーとアンドリューの"セッション"?いや、この映画と私が激しく"共鳴/セッション"したのだから。
電

電の感想・評価

4.8
自分に喝を入れるために観るのに最も最適な映画作品
近くにシンバルを投げてくれる人がいない奴はこれを観ろ
daisuke

daisukeの感想・評価

4.5
いつ何度観ても胸踊る。これを映画館で観た人が羨ましい。劇場型映画の頂点と言っても過言ではない。

純粋なジャズドラマーの青年が、悪魔の化身みたいな教授と出会い、狂気に呑まれていく。

大ラスのセッションは一瞬も目が離せない。全力のドラムソロで顔は引き攣り、ドラムには汗と血が滴り、魂が宿ったように振動する。そこで初めてクソ野郎(教授)は先手を取られ、顔が崩れる。

終わり方も満点。最高に狂っている。
悠

悠の感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「密告したのはお前だ」の絶望感やばかった
でもその後のラスト10分が凄すぎたな
あの瞬間主人公の精神力と狂気が指揮者を上回って認めさせたのが良すぎた
終わり方も最高だったし映画館で見たかったな
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かりんさんが書いた他の作品のレビュー

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁ面白かった🙆‍♀️
ピースメイカー観てからみるべきだった🤔?

最初の橋のシーンがよかった🤭
子供たちもいい感じに成長🦄アン役の子が
すごく可愛い〜💗能力もかっこいい😍!

スティーブ🖋を使っ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

サーチ2も公開するしそんなに面白いのかなと疑って観たら、サスペンスとしてすごく面白かった😃💻

パソコンを使いこなせていない自分にとってはビデオ通話しながら検索したりメッセージでやりとりしたり器用すぎ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.9

シャザム!見返した🦸‍♂️⚡️
ビリーの時よりザッカリー・リーヴァイになった時の方がアホっぽいのは何でだろう☺️

魔術師が最初に力を与えてその力を復讐に使ったのって、ブラックアダムだよね😆🖤
シャザ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

お尻が痛かった〜😣
長く感じたけど、最後ここで終わり?!
この先が知りたいのにって感じだった🤣

小さい頃からあんなに工夫して映像を撮っていて、スピルバーグはやっぱり凄いなあ😃

フェイブルマン家の話
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スコアつけるのむず😣w
なにか残るのかと言われたらそうでもないし、
解決したから深く考えることもない😀

でも、あの内容をまとめ上げてクスッと笑えて
感動もさせられるのは凄い👀✨

作品賞、監督賞、主
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

エブエブ前にどうしても観たかった🥹✨
この監督たちなんなんだ🫣笑

大自然の中でのカメラカットが独特!
脚本もかなりぶっ飛んでる🤯
でもすごい考えし尽くされてると思う!!

ダニエル・ラドクリフの使い
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