MASARUの痛風は経過観察

セッションのMASARUの痛風は経過観察のレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
5.0
ド傑作だった。

血がでるまで何かに打ち込んだ人の話しだった。

童貞の主人公が童貞を卒業し、今が一番ヤリまくりたい時期なのに、彼女に別れ話をするシーンが印象的だった。
お前、マジだな。。

先生のモラハラのバリエーションがすばらしく、インテリな暴言に感心した。
ジャズよりもこっちの才能があったのではなかろうか。
スラングがバンバンでてるらしく、外人が声を出して笑っていた(いいなー)。
俺は、
「お前、神話に出てくる妖精みたいだな!」が好きだった。

あと先生のアイコンタクト、あれギャグね。

俺は幼稚園から高校まで剣道をしていた。
剣道の練習に掛り稽古という、先生にひたすら掛かっていく練習があるのだが、おっかない先生に首に竹刀を突っ込まれて引きづり回されたり、吹っ飛ばされて壁に叩き付けられたりしていた。
そういう練習が終わると、血のおしっこがでた。
今は剣道もやってないし、あの練習はなんだったんだと思っているが、めんどくさいことから逃げない心は身に付いたと自覚している。

血がでるまで練習することで得られるものは、技術だけでなはないのだ。

クライマックスのその瞬間にとんでもなく胸アツになった。