やまみ

セッションのやまみのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.5
小4のとき映画館で『ロードオブザリング王の帰還』を観たとき以来の衝撃が走りました。

ヤマミー作品賞受賞、他8部門最多ノミネートって感じです。

まず注目すべきはJ.K.シモンズの顔です。シワというかたるみがすごいんだけど、あの顔でニヤっと笑ったり怒鳴ったりするときの凄みが半端ではない。わたしが彫刻家ならあのシワを石像にして彫りたいです。

お次の注目ポイントは唯一の癒しキャラ、ニコルちゃんです。かわいい。アンドリューにふられるシーンは『ソーシャル・ネットワーク』のルーニー・マーラを思い出しました。次は顔中にピアスしてタトゥー入れた役やるかもしれないです。次は主役級に抜擢されるでしょう!

全体を通して思ったのは、音に質感があるなぁってことです。譜面を捲る音、トランペットにくちびるを当てる瞬間、うまく言えないけどザラザラした質感とか、触り心地が音を通して伝わってきて、すごくリアルな体感がありました!(日本語の使い方合ってるかな・・・)

とにかく最後のシーンは息するの忘れてたなぁ。。。
最後のトランペットの音が本当に気持ち良くて、主人公の鬱憤とフレッチャーの狂気とがいっきにファーッて消えて無くなりました。あの一瞬だけだろうけど。

J.K.シモンズのシワ、ニコルちゃんキュートスマイル、トランペットファーン、この3つを観よ。以上。
やまみ

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