「おいで お前 この木の所へ
(Are you, are you. Coming to the tree?)」
「ハンガー・ゲーム0」のため再鑑賞。
原作は読破済み。
いちばん悲しい気持ちになるストーリー。
2部作構成にして、原作に忠実にしてくれたのは良かった。つなぎの役割しか無いみたいに言われそうだけど、そんなこと無い。
過去2作のようなサバイバルゲームは無いけど、その代わりに、レジスタンスとして大義の為の戦いに挑み始めるカットニスの姿が描かれている。
ジェニファー・ローレンスの「首吊りの木の歌」はやっぱり最高です。新作では、この曲の誕生まで明かされています。原作読んでいると、「首吊りの木の歌」の歌詞にある3人の意味が分かってドキッとしますねw
前作ラスト、矢を射って空を落としたカットニス。その結果、キャピトルとの革命戦争の火蓋を切ってしまう。
燃える闘技場からカットニスは救出されたものの、ピータは置き去りに…。第13地区に連れて来られ、革命のシンボル、マネシカケスになれ、と言われる。政府の爆撃で骨の散らばる故郷を目の当たりにしたカットニスは怒りに燃え、革命を成功させることを目指す。一方、キャピトルに取り残されたピータは……。
今作では、プロパガンダ制作やキャピトルの放送をジャックするなど、情報戦がメイン。実は、地下で力を蓄えていた第13地区がその技術をフル活用。そのリーダー、アルマ・コイン(ジュリアン・ムーア)がなんかいけ好かないw
プルタークはちゃんと状況を分かっていて、全てを進むべき方向に動かしていく。
一方、スノーは、カットニスに対抗してピータをメッセージに利用する。本当にピータがかわいそうすぎる…。
ジェニロの、壊れる寸前のカットニスの演技が胸に痛い…。通気口みたいなところに隠れたくなる気持ちもよく分かる。
そして、ラストには救出作戦に出るけど、何かおかしい感覚で、恐怖を煽る。
遂にピータと再会するカットニスだけど、ピータは洗脳済み…。
最後、目が真っ赤なカットニスがガラス越しに、ベッドに繋がれて暴れるピータを見つめるショットがとても悲しい。悲しすぎる。
その後には、「フィリップ・シーモア・ホフマンを悼んで」とあり、驚いて調べたら公開の2014年に薬物過剰摂取で亡くなっていました…。
惜しい人を亡くしたな、という気持ちです。
新作「ハンガー・ゲーム0」公開まで1週間となりました!!
実は、原作の小説は出る前から映画化まで決まっていて、出版後はすぐに読み、公開をずっと心待ちにしていました!
やっと観れると思うとワクワクが止まりません!
それでは、ハッピー・ハンガー・ゲーム!
運が常にあなたの味方でありますように!