ボギーパパ

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのボギーパパのレビュー・感想・評価

3.6
劇場2022-63 熊P

ジェームズ・キャメロン監督が革命を起こし、世界歴代興行収入NO.1を記録した『AVATAR』の続編。

10月にデジタルリマスター版を劇場鑑賞していたため、すっと入れる。前作からのつながりも成程納得。そう来たか!といったもの。そこから舞台をタイトル通りway of water・・・パンドラの海に移る。

ジェイクとネイティリの間には、聖なる母から愛の結晶を授かり、それだけではなく養子や、、、なんというかビミョーな立場の子まで、、、血の繋がりはないものの「家族」として生きていた。そこに、、、という展開。

本作は、姿形こそ違えど、そして血の繋がりの有無もあったりなかったりしても「家族」の話なのだ。
どんだけドンパチやろうが、
映像美がすごかろうが、
パンドラの生物のクオリティがワンダフルだろうが、
もうこれは家族の話。前作もそうであったのだが、今作は更にそこにフォーカスを当て際立てている。父と子、兄と弟、養子の関係性
その上に部族間・種族間の差異、慣習の差異、容姿の差異に関する、古くもあり今日的な差別問題もメッセージを入れ込んできている。

それはそれで良いだろう。複雑な関係も良いだろう。パンドラの海は綺麗だろう。生き物バンザイ!も良いだろう。反捕鯨のメッセージもありだろう(私は食べるが)

ただ、ただ、どうしても
前作のあの驚きは超えられなかった。

あの驚きはまさに革命であったのだから仕方ないかもしれない。しかし宿命として超えなきゃならないのだから、舞台を海にし、家族の話に特化させた「だけ」ではもう済まされないのではないだろうか、、、残念!

とは言え、これだけの作品だから、ディテールをもう一度見直してみたい。休み中に行っておこうとも思いました。そして3も勿論鑑賞したいと思います!
ボギーパパ

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