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96時間 レクイエムのTKのネタバレレビュー・内容・結末

96時間 レクイエム(2015年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

まずテイクンではない。笑
これは2からそうだが、テイクンも96時間ももはや全く関係ないただのジャンルムービーになってしまった。

まず守るべき者が早くに死んでしまった。これはもうどうやってもエンタメが回収されない。
この手の奴で必ずと言っていいほど最後赤ちゃんが生まれる下りがあるがそれは申し訳無さ程度にしかならない。
赤ちゃんは尊い存在だが物語的に見れば、
赤ちゃん<思入れのある(ないけど)キャラ
だ。
最低でも自分と赤ちゃんどちらかを取るという判断の末ならまだ納得もいくが。
ということでこれはこの時点でもうダメだった。

やはり「その物語が最後(←ココ)どんな幸せな展開を用意してくれるか」が自分の考えるエンタメの指標となっているらしい。

さて、
なので守るもののために何振り構わず戦いモラルも無視する、という大義名分が今回はないため犯人探しのためにまぁまぁ許されない犯罪を犯しまくる。これは流石に応援出来ない。

本来目的のために何振り構わない、というのはキャラ設定ではなく、感情からくる必然性であったはずだ。

以下
結末が悲惨すぎる。(父親が黒幕)

主人公が無実はオカシイ。

いつのまにか舐めて手を出したら最強だった設定は消えていた。

非常に後味の悪い作品でこのシリーズは1以降はキツかった。
仕事人みたくスキームのフォーマットを作って、毎回娘が誘拐されるという話でも良かった気もするが…

スケールをデカくすればより満足出来るわけではない。
TK

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