HIKARI

十字架のHIKARIのレビュー・感想・評価

十字架(2015年製作の映画)
2.8
いじめがテーマの映画って本当に現代社会!って感じ。
容赦ないいじめシーンがリアルでした。

いじめた側って何も思ってないですよね。直接責められても開き直っちゃってますよね。そもそも何も思ってないから非人道的な行為ができますから、責められても痛くも痒くも無いのは仕方ないですね。思考回路がまともでは無いですから。

最も苦しむのは周囲の傍観者たちなのでは無いでしょうか。まともな人はネジのぶっ飛んだいじめっ子に物申して火の粉が降りかかるのを恐れるものです。なので大抵傍観者はまともな人間ですね。中には冷酷な気持ちの持ち主もいれば、自分が直接手を下さなくて済むことを此れ幸いと思ってるずるい人もいると思いますけど。

先生の「いじめる奴は人間のクズ、それを止めない奴は卑怯者〜」みたいなこと言ってましたが、その通りですね〜。納得しましたけど一言一句違わぬようには覚えれませんでしたが。

卑怯者ではありますが、クズを正すのは勇気と体力が要りますもんね。遺書に名前が書かれただけなのに、遺族に責められて引きとめられて可哀想です。遺族もそこにしか頼れなくて可哀想です。

弟も、お母さんも、お父さんも、みんな悲愴ですね。

いじめて人を死なすような奴は同じことをされるべきだと思いました!おわり!