碧海あこ

ボス・ベイビーの碧海あこのレビュー・感想・評価

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)
-
子供の想像力って本当に豊か!それはもう物凄く魅力的で宝物のよう。私はもういい大人なわけだけど、こんな想像力をおばあさんになってもずーっと持っていたいなぁ〜って思いました。

7歳ってこんなに想像力豊かでそれがまたある意味現実的というかリアリティもあって、具体的で面白い。でもまだまだ甘えたい気持ちもあったり、大人と同じようにめちゃめちゃ悩んでたりするんですね。

主人公の少年はまだ自転車の補助輪が外せなくて、それが7歳にはコンプレックスみたいな、人から言われたらプライド傷ついちゃうレベルだったりして。両親や突然きた赤ちゃんとの関係に悩むところ以外に、そういうのもリアルっぽい。

「年齢や性別や置かれた環境とか状況はみんなちがうから内容は違うけど、人はみんな悩みを持っているって点では同じ。」って、すごく昔に友達に言われたことを改めて思い出しました。やっぱそうだよな、大人も子供も関係ないな。って、うんうんと心で頷きながら見ていました。自分の中では「人生で言ってもらえた名言」の一つ。言ってくれた友達に感謝・尊敬✴︎キラキラ✴︎

今回の映画でグッときた台詞は、少年が「無理だよ!出来っこない!」と言ったのに対して、ボスベイビーが「出来る!お前なら出来る。自分の人生は自分でこがないと!出来るか出来ないかを決めるのは自分だ!成功への道は平で真っ直ぐじゃない。険しい道だ。海と同じ。お前は船長として荒れる海を乗り切れ!」と激励するところ。

こんなこと、ホルモンバランス崩れて気分ダダ落ち凹み期から復活してやる気出てきた今日言われたらめっちゃ頑張っちゃいますよ。いや、言ってくれてるの赤ちゃんなんだけどもね。励ましてくれる人なら赤ちゃんでもウェルカム。

「なんの根拠もないやんけ」と思うかもしれんけど、人間って不思議なもので、こう言うことを言われ続けると何となく出来ちゃう気がしてきて、さらに言うと、やっぱりやる人はやらない人より圧倒的にできるようになる可能性が高いわけで。だから言ってくれる人は必要なんだと思うのです。

やる気が落ち気味の方、やってみたいことがあるけど不安な方、やる気はあるけど勇気がなくてあと一歩踏み出せない方(私は今これ)、そうでなくてもとりあえず映画が好きな方(笑)生きてるとこういう言葉がいつか必要になるので見ておいても良いのかなっていう台詞です。「うっせぇわ」みたいに妙に高いテンションでダダ下がり中の自分に空気読まずに自己啓発本のパクリのような言葉を生卵みたいに投げつけてくる上司の言葉じゃ受け入れられへんけど、映画ならすんなり受け入れられたりしませんか。←コラコラ(誤解のないように言っときますが、世に出版されている自己啓発本は素晴らしいです。好きです。)

詳細は割愛しますのでよかったらどのシーンで言ってるのか探してみてくださいね。

ではまたね〜👋


00004
碧海あこ

碧海あこ