新年劇場1本目。
正直最初の方は眠りかけたが、中盤からどんどん引き込まれ、緊迫感で長さを全く感じなかった。
ベルリンの壁が出来た時代の東西スパイ合戦。決してドンパチ派手なものではなく。スパイだって上の言う通りに動かされているだけ。敵でも立場を逆にすれば国に忠誠を誓って仕事をしているわけだ。
アベルのあまりに静かな雰囲気、「何の役に立つんだ?」という問いかけが厳しい人生を思わせる。
テーマは暗いが所々に笑える場面もあり、実話ものとは言えしっかりしたエンタメ作品。
電車の車窓から見る東西の景色の違いが心に残った。