ブリッジ・オブ・スパイの作品情報・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ2015年製作の映画)

Bridge of Spies

上映日:2016年01月08日

製作国:

上映時間:142分

3.8

あらすじ

世界が戦争勃発の恐怖に怯える中、世界平和の鍵を握っていたのはひとりの普通の男だった。 アメリカとソ連が一触即発の冷戦時代にあった1950年〜60年代。ジェームズ・ドノバンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交…

世界が戦争勃発の恐怖に怯える中、世界平和の鍵を握っていたのはひとりの普通の男だった。 アメリカとソ連が一触即発の冷戦時代にあった1950年〜60年代。ジェームズ・ドノバンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げることだった。良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた男が、米ソの戦争を食い止めるために全力で不可能に立ち向かっていく!

「ブリッジ・オブ・スパイ」に投稿された感想・評価

「不安か?」「それがなんの役に立つ?」
という会話が印象的
別れの無言の抱擁にグッとくる
rhum

rhumの感想・評価

4.6
公開当時タイミングが合わずに見逃してたのをやっと。国、イデオロギー、人命などなど様々な”1つと2つ”を巡る話。ちょっと凄すぎた。何も見逃せないし聞き逃せないが、全部拾ってたら失神するくらい映画の構成要素全てが密度濃くコクのある深い味わい。どこにフォーカスして観るかで毎回違う印象が立ち上がってきそうだ。
主人公のおっちゃんカッコ良すぎた。
何人もの命を救って、
交渉を成立させた英雄!
しかもこれが実話って、、、。
国を守るために、国同士が人質交換なんて残酷すぎる。終いには母国に帰ってもスパイ扱いだなんて耐えられない。
機密情報って恐ろしい。
世界に平和が訪れますように、
世界に戦争や差別があってはならない。
2018年 160本目

トム・ハンクスはこういう役が似合う。冷戦下、ソ連のスパイとアメリカのスパイの交換を使命としたジェームズの物語。スピルバーグにしては劇中の音楽が少なく、さらに冷戦や共産主義国家についての知識がなければなかなかついて行くのが厳しいので、眠くなる人が多そうな一作だったな。
ただのスパイ引き渡しだけでなく、ベルリンの壁を越えようとした罪のない学生も共に国内に連れ戻そうとした彼の優しさが冷戦の終結へと向かわせたわけで、あの時代にある種の一石二鳥を実行した勇気がある彼の強さに驚愕。
ジェームズが弁護をすることになったとはいえ、どうしてあそこまでソ連側のスパイを死刑にしないことに拘ったのかは疑問だったけど(スパイ同士の交換という目的があったわけだけど、まだ米国側のスパイが捕らわれてない時だったので、大きな賭けだと思った)最後は最高のハッピーエンドが待っていたので、「彼の優しさ」ということでまとまった。ラスト、彼が家に帰ってからの一連のシーンは画がキラキラしてて、ジェームズの心の開放感が感じられた。トム・ハンクスの魅力がこれまでかと伝わる作品。
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』を鑑賞する前に、見逃していたスピルバーグ×トム・ハンクスの前作を先に鑑賞することにしました。

トム・ハンクスの映画は昔はよく観てましたけど、ここ数年は何故かあまり観れていませんでした。
トム・ハンクス主演映画で今まで自分が観てきた物は11作品あります。その中で何が一番好きか考えると、名作揃いで本当に決められません。
一番つまらないのは『レディ・キラーズ』でしょうが…。💦

でもその『レディ・キラーズ』で、今回、脚本を担当しているコーエン兄弟との繋がりが出来たんでしょうか。
点としてだとつまらないけど、線になると価値が出てくるようなものですね。


本作を予告編で観た時の事前の予想は、日本史でいう青木周蔵の話に近いと思っていました。大津で起きたロシア皇太子襲撃事件の裁判で、「その犯人を死刑にしないと絶対に戦争になる」という世論のなか、「いやいや、法にのっとって終身刑にしないと法律の意味がない」という意見を押し通して、三権分立を強く示した話です。🇷🇺

その予想は的中🎯
主人公は弁護人で、その被告人がスパイという設定は勿論違いますが、話のテーマとしては結構近かったです。💦


でも、観てみないと分かりませんね。
予想していたより、もうひとまわり面白かったです。上映時間の長さの割には短く感じました。⏳

「不安はあるか?」「(あっても)役に立つか?」とか、「不屈の男。」みたいな名言もありましたし、マーク・ライランスの語り口が、どこか意味深に聞こえます。
同じ言葉を復唱することも多いですし。

スタローンを退けて、アカデミー最優秀助演男優賞を受賞したということですが、それには賛同しづらいです。でも、良い役者だとは思います。『レディ・プレイヤー・ワン』じゃ、スピルバーグの分身的なキャラクターでしたね。

それに、全編の随所にスピルバーグが好きそうな、どこか笑えるシーンもあります。

主人公がロシア語がほとんど分からないのが、観客にもよく分かるように字幕を敢えてつけていません。だから、劇中でコートを盗られるくだりとか本当に訳がわかりませんでした。🤯

それにしても、あのパイロットのパワーズは、なんでコインの毒針で自殺しなかったんでしょうか❓
あと、序盤の裁判で判決に不服があって家に襲撃されるなら、弁護人以上に、あの裁判官の家も危険だと思います。そこも気になりました。

でも、後半は外交・交渉の話がメインで結構複雑になってますから、観てるこっちはちょっと頭が疲れました。
ドノヴァンも、後半からずっと風邪引いてるのに、よく頑張りましたね。😷

ラストの数分、自分はうるっとくるものがありました。😿
それにしても、主人公ドノヴァンは今作の後日談でも凄いことをやったんですね。ビックリです🤩

特にマーマレードのくだりからエンドロールまでの数分は、もう何回か観たいです。
穂村燎

穂村燎の感想・評価

4.0
レディプレイヤー1でも思ったけど
マークライランスのおじいちゃん声と
話し方好きだな。

盛り上がりが必要な映画ではなく
信念の強さや絆を観られるだけで充分だ。

こんな交渉術を持ち合わせたい人生だった
コーエン兄弟脚本でスピルバーグ監督のタッグだからこそ、先の読めない緊張感の中にユーモアもあって飽きずに見れた。

このレビューはネタバレを含みます

2015年。1957年、冷戦中の米ソが西ベルリンと東ベルリンを結ぶグリーニッケ橋でスパイ交換を行った実話に基づく。ソ連側のスパイ、ルドルフ・アベルを演じたマーク・ライランスの、ガラス玉のように澄んでいながらある種の空虚さを感じさせる瞳と、"Would it help?"の台詞が印象に残る。パルチザンに叩きのめされながら何度でも立ち上がった"standing man"や、アベルが同胞に抱きしめられるか橋で仁王立ちしたまま見守るジムの姿は、その優しさと不撓不屈ぶりにおいて、浦沢直樹漫画の主人公を彷彿とさせる。



個人的に男性向けだとしか
言えない。
私がスパイ映画向いてないのは
分かって見たけど
やっぱり向いてない。
Hiroya

Hiroyaの感想・評価

3.7
スピルバーグ監督作。

アメリカとソ連の冷戦時代。

ソ連のスパイとして逮捕されたルドルフ・アベル。
そのソ連のスパイの弁護を引き受けた一民間人で保険関係の弁護士のジェイムズ・ドノヴァン。

ジェイムズ・ドノヴァン演じる
トム・ハンクスは本当に普通のように見える
すごい人の演技(なんかすごい幼稚な表現ですが...)が上手い!

当然敵国であるソ連の弁護を引き受けるわけだから彼自身も尾行されたり、家族にも危害が及ぶわけです。

それでも頑なに憲法(人権)を敵国ソ連のスパイにも守ろうとする主人公にCIA職員が問い詰めるところのシーンは映画を観終わったあと巻き戻しして観てしまいました。

彼の言葉では、
「君は名前からするとドイツ系だろう。
僕はドノヴァンだからアイルランド系だ。
でもなぜ僕らはアメリカ人なんだ?
僕らをアメリカ人たらしめるのは憲法だろう。」
アメリカ憲法はすべての人は平等である。と
「すべて」なんだ、と。


ソ連側のスパイ役の人も
感情を表に出さない冷静かつ
その中にもユーモアのある演技がとっても良かった。

スピルバーグ作品はアベレージ高いな。
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