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ブリッジ・オブ・スパイのtonoのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.1
スティーブン・スピルバーグ監督はじめ錚々たるスタッフが届ける“米ソ冷戦”サスペンス大作。米ソの関係だけでなく、ソ連と東独の複雑な関係性も端々で描かれ、冷戦時代の緊張感を深く味わうことができる。

パイロットのパワーズだけでなく学生のプライヤーの解放を最後まで諦めなかったドノバンの信念に尽きる。「人命の重さに差は無い」正論が政治に振り回されず、完遂されるのは容易な事では無い。

アカデミー賞ノミネートのうち唯一受賞となった助演男優賞を獲得したソ連スパイ・アベル役のマーク・ライランスの落ち着いた演技(would it help?)は見逃せない。
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