ますだ

イニシエーション・ラブのますだのレビュー・感想・評価

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)
3.7
実は公開初日に1人で観た。
あえて良いとこばかり主観で書く。
率直な感想「前田敦子かわいい」
完全になめてたわ。
原作を読んでいて、映像化が不可能と言われたストーリーをどう視覚化するのか、ということだけを楽しみにしていた。
でもそれ以上に惹きつけられたのは前田敦子演じるまゆ。
別に前田敦子の演技が上手いとかではなくて、この小悪魔なキャラクターにめっちゃハマってる。
木村文乃も然り。
終盤なんてなんだかこっちが2人の間で揺れているような錯覚に陥るほど没入していた。
言い方は悪いが、主観モノのAVみたいな撮り方だった。
まあ僕のトキメキはさておき、この映画は言ってしまえばベタの応酬。
設定が80年代後半だから、その時代のカット割だとか映像演出したら現代の僕らからしたらベタだなーと思うしかない。
でもそのベタさこそが徹底的なまでの80年代の再現であり演出なのだと思った。
スローモーションのシーンとかくどかったでしょ、あれ絶対狙ってわざとやってるよ。高度なギャグだわ。
ほんでもって劇中歌も素晴らしいくらいにベタ。
1番盛り上がるところで愛のメモリー流すという暴挙。
脳内に松崎しげるがひょっこり現れそうになり、笑いをこらえながらも、それがハマってるのがすごいんだよな。
木綿のハンカチーフとか君は1000%がエンドレスリピートしてるよ。
余談だが、ヒュートラ渋谷で観た後、真ん前の所でぼーっとしていたら、ホームをレスしたようなおっさんに炊き出し食いに行こうぜって誘われた。
この出会いもイニシエーション…かな。
ますだ

ますだ