花とアリスの二人の掛け合いも、実写をトレースした絵も全体的に癖になる良作。
へ〜〜ロトスコープアニメっていうんですか、知らなかった。学び。
実写映画の前日譚にあたるらしいのですが、前作未見でも楽しめました。
田舎に引っ越してきたアリスは、自分の教室で前年に起きたある事件の真相を追う過程で花に出会う。
そんなアリスと花の物語。(ざっくり)
タイトルに殺人事件なんてあるけれど、物騒な事は一切起きなくて。でも前半に提示されたキーワードたちはどこに着地するの?と先が読めない設定は単純に面白かったです。
後半はアリスと花の青春ロードムービーのような雰囲気も醸し出していて、心地よいアニメでした。
意図せずどんどん解決していっちゃうアリスは、奔放で考えるより先に動いてしまうタイプ。
手羽先クンとのやり取りは見ていて清々しいくらいで、アリスの性格は羨ましい。
でも周りに翻弄されるのも中学生らしいし、他の強い個性のキャラたちも良い意味で厨二的で良かったです。わたしは笑えました。
というよりツボが浅いのか、全体的にいちいち笑ってました。
思春期特有の繊細さ、微笑ましくなるけど、花はぶっとんでるなあ。笑
でもあの屈折した彼女の解釈、キライじゃない^ ^
あと声優陣というより、俳優陣!実写と配役を替えないという前提があるのは勿論だけど、俳優さんの自然すぎるトーンがドラマを作っていて良かったです〜。
蒼井優ちゃんあんまり好きじゃないんだけど、やっぱり上手いんだよな〜。
実写がかなり好評価なので、今度観てみよ〜〜(ᴖᴗᴖ)
(ところで平泉さんはなんで二役やったんだろう..)