花とアリス殺人事件の作品情報・感想・評価

花とアリス殺人事件2015年製作の映画)

上映日:2015年02月20日

製作国:

ジャンル:

3.7

あらすじ

史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。二人が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった。 石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年1組で起こった、「ユダが、四人のユダに殺された」というウワサを聞かされる。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていることを知る。その花屋敷に住む「ハナ」ならユダにつ…

史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。二人が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった。 石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年1組で起こった、「ユダが、四人のユダに殺された」というウワサを聞かされる。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていることを知る。その花屋敷に住む「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと教えられたアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称ハナ/声:鈴木杏)だった...。

「花とアリス殺人事件」に投稿された感想・評価

い

いの感想・評価

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これまでに見た映画や漫画やアニメの中で一番ちゃんと等身大の女子中学生を描いていてそれだけでもう価値ありあり。子役がお芝居するのともアニメ声優の演じるのとも違う、これがもう最適解なのでは? 細かい表情の変化とかが薄かったのは微妙だけどうるさすぎなくてよかったかもしれない。もともとの映画も道満版の漫画もみてみたい…レビュー長くなっちゃった
smomo

smomoの感想・評価

4.1

https://youtu.be/Tpe2JIu7wsA
fish in the pool
なぜかわからないけど忘れた頃にまた見たくなる映画。
殺人事件って題名にあるのが中学生の二人の世界ならではの言葉って感じがする。
りほ

りほの感想・評価

3.5
大したことない出来事でも、
自分と関係ないところで、ぶくぶくと太っていってしまうみたいな
くだらなくって、でもその熱量もいまならわかる

ぎゅーっと眉間に皺を寄せ続けること24時間365日
あばよ!って言えたらよかったのに。
でも言えなかったから見えることもある

花とアリスの方もそうだけど、アリスとお父さん、アリスとお母さん、それぞれのやりとりがすき
Rily

Rilyの感想・評価

4.0
めっちゃ良かった。言わば実写版のエピソードゼロにあたる部分。不登校の花が二階の窓から外をのぞく、そしてそこにいるのはアリス、それだけでもうグッときたというか…
この空気感、ふたりの関係性、もう泣きそうなくらい好きです。

このレビューはネタバレを含みます

 転校してきた中学生の主人公が、クラスに伝わるユダという男が殺されたという噂を探る話。

 リアルな背景の中をラフな登場人物たちが動くという独特の世界観なアニメーションでした。
 【花とアリス】の前日譚で、あの映画が好きなら間違いなく楽しめる映画だと思いました。魅力的なキャラクターが動き回るのを見られるだけでも満足な作品だったと思います。

 個人的には話の転がり方に乗り切れないまま終わってしまいました。
 主人公の有栖川が転校してくるところから物語が始まり、なにやら殺人事件が昔あったらしいとなって、隣人の引きこもりの同級生が何やら知っているぞとなる。
 その展開になるまでが長いです。クラスメイトの呪いだうんぬんのシークエンスとかそこまで長く描く必要があったのかわからなかったです。

 物語の中盤でやっとこさもう1人の主人公の花が登場して、彼女の命令である人物を尾行するシークエンスが後半をほとんど占める長いシークエンス。
 ここで平泉成さんが重要なキャラクターとして出てきますが、アリスの父親としても声を当てているので、アリスの父親なのかな? と見たら別人の役だったので世界観に混乱して話に入り込めなかったです。
 ほいで尾行して、殺人事件の真相がわかって終わり。という流れも、正直、この登場人物たちがどうなろうが知ったこっちゃないと冷たい視線で見てしまいました。
 主人公たちが他の人たちに結構な迷惑をかけているのに、謝罪もせずにその場を立ち去ったりするのもいただけなかったです。

 とはいえ、ラストシーンで前作のファーストシーンに繋がってあのメインテーマが流れるだけでテンションがあがってしまう1本でした。
トーマ

トーマの感想・評価

3.8
リアルっぽいけど、全然リアルじゃなかった。不思議な雰囲気が好きな映画。
相生純

相生純の感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

岩井俊二、最高〜〜〜〜〜!!!
という思いでいっぱいです。
もしかして尊いって単語はこの映画のためだけに生まれたかのような気がします、本当に。
はじめロトスコープの演出方法がうまく受け入れられず困惑するんですが30分ぐらいすると慣れ始めて、そこまでがのめり込めるかどうかの要ですね。でも一度見入ってしまえば岩井俊二監督の切なさとも儚さとも言いきれない透き通るような風景と世界観に包まれて気分が良くなります。
女の子同士の尊い友情と心をぎゅっと掴まれるようなきれいすぎる程のセンチメンタルさ。花とアリスの前日譚、出会いの物語ですが、花とアリスより好きかも。
相変わらず蒼井優の声優のうまさ。そのおかげで鈴木杏のちょっと棒具合がなんか気になってしまうが、後編になってくると何も気にならない。基本低音な二人なので聞いてて落ち着く。
すいません、どれだけすごい良き作品かということ、言葉にできないので好きなシーンだけ羅列します。
徹子とパパが会うシーンと、走ってタクシーを追いかけるシーン。ロトスコープアニメーションだと過剰にならなくて良いスローモーション演出。
あと黒木華。演技もすごいが黒木華ちゃんっぽいキャラクターにも度肝。
徹子がユダ父を探すときの男の子チックな姿をしながらポケットに手入れながら歩くシーン。こういう細かい所作、やっぱりセル画アニメではなくロトスコープでやる意味ってこういうところにあるんだなあと感動。
徹子とおじさんが一緒に食事したり公園で遊んだり、街中をさまよったりしたり、駅で背中押したり見送ったりするところ、なんでこんなにいいんだろう〜??
フェンス越しにユダアパートを見ながらの二人、ラーメン屋での心温まるやりとり、そして終電までダッシュ、藤子方面ってどっち?我孫子線?藤本線?時間がない〜〜〜!と二人で頭抱えるシーン。(あとから調べてわかったけど藤子不二雄先生の芸名や本名に基づいて命名されていたり、火乃鳥駅があったり黎明線とかいろいろなリスペクト隠しが多い。)
終電逃してふたりで肩すぼめて夜中歩くシーン、花を後ろからバッと抱きしめて「君なんで引きこもってたの?」と徹子が聞くシーン(超尊い!)
また湯田アパートに戻ってきて小声で徹子が叫んでキャッキャと戯れるシーン、パーキングエリアの車下で温まりながらユダ殺人事件の真相を語りながら二人で泣くシーン。
パーキングのバーで二人でバレエ踊るシーン、そことゆっくり流れながら星空バックに回転するシーン。
トラックに轢かれたと思って飛び出して全力で徹子が走るシーン、その後からの息ぜえぜえさせながら「あー。大体何やらかしたかわかったよ」最高じゃないですか?
ユダとすれ違ったあとの花の表情とか徹子が湯田呼び止めたあとの低く小さい声での「本当に殺すよ‥」、首をぐいっとする徹子。
帰りの電車で二人で並びながら脱力しながらまどろみながら帰るシーン。
セーラー服でお互いお披露目ポーズ取るシーン。からの「似合わね〜」からのゆっくりと学校向かうシーン、からの天国のようなエンディング入り。
この世のエモさの詰め合わせ。本当に最高すぎてまた花とアリスを見返したくなりました。
美しいものだけを切り取って美しく淡く仕上げさせる天才。本当に岩井俊二監督作品はハマると心が幸せを充足しすぎて死んでしまいそうになる。
最高、最高、最高。
岩井作品として優しさとポップがあるが、コミカライズの作品の突き抜けっぷりに勝てなかった。
Yu

Yuの感想・評価

3.9
#花とアリス殺人事件
#岩井俊二
#蒼井優
#鈴木杏

花とアリス公開から10年後に岩井俊二初長編アニメーション作品として制作された花とアリス2人のはじまりの物語

観よう観ようと思いつつ、レンタル後回しにしてたので思い切って映画館で観て大正解。

アニメーションとはいえ
花とアリスのみんながそこにいた。

相変わらずアリスとお父さんのくだりで涙ぐみ、花とアリスの仲良くなる様に心が温かくなり、ラストの見覚えのある映像と名曲のさわりに感極まった。

TIFFで岩井俊二が花とアリスはいくらでもお話を作れると言ってた意味。

今作はLoveLetter的キャラも加わり前作より観やすい脚本。

相変わらず花の独特の恋愛観に巻き込まれるアリス。

セリフには出てこない2人の心情が溶け合って、また優しさと温もりを届けてくれた。
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