ロボトミー

ヤギと男と男と壁とのロボトミーのレビュー・感想・評価

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)
3.5
実在していたといわれるアメリカ軍元超能力部隊のOBとしがない新聞記者が戦時下のイラクを共に行動するお話。
ステレオタイプなオカルト要素が随所に盛り込まれておりますね。超能力は「ある」か「ない」かという二択に迫られても「ないと思うがあると信じてみたい」という二律背反的な気持ちが再燃します。新聞記者役のユアン・マクレガーもそんな気持ちで同行したんじゃないかなぁ。
今までなんとなーくジョージ・クルーニーに対して倦厭の情があったんですけど、それはなんでかなと改めて思い返してみたら見た目の「うさんくささ」だったんじゃないかなと。この映画では本当にうさんくさい役だったのが個人的によかったところでもあり、氏に対する見方も少し変わりました。改めて観るとケヴィン・スペイシーもうさんくさい。前半から中盤にかけてはよかったけどラストがちょっと駆け足で観る側をおいてけぼりにしている印象。でも「いかにもな」オカルト描写はある種の潔さがありましたね。
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