カカオ

北の国から'84夏のカカオのレビュー・感想・評価

北の国から'84夏(1984年製作の映画)
3.2
田中邦衛追悼
北の国から スペシャル 第2弾

ショウキチの母の手紙から始まる。先ず、衝撃的な内容に驚く。なんと去年の冬に丸太小屋が火事になっていた。また出火原因も驚く。



富良野の風景は夏も美しい。

丸太小屋での失火。
イカダで流される危機。
雨の中、パンツ一丁で肺炎、入院。
草太の失恋。

すごい出来事がたくさんある。











川に流される場面は、危険と隣り合わせの演出。子役にさせることは、現在では難しいかもしれない。


この時代の若き岩城滉一は、若き反町隆史に似ていると思った。頼りになる兄ちゃんだが、少々面倒くさい。でも、子どもたちに優しく諭すところがとても良い。


ショウキチとの別れ。いくら合わせる顔が無いとは言え、なんて失礼な引き取られ方なんだろう。みんなも唖然としていた。



最後のラーメン屋の会話は印象的だ。父親の許す言葉や、息子に指摘された点を認めるところが良い。このお父さんは、幾つもの不遇に見舞わられて、苦労を背負う人だ。



面白い物語とかじゃないのだが、なんとなく良さがわかってきた。現代では受けないと思う。
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