カカオさんの映画レビュー・感想・評価

カカオ

カカオ

映画(3508)
ドラマ(32)
アニメ(0)

怪物(2023年製作の映画)

3.6

シングルマザー、
イジメ、
偏見、
家庭内暴力、
性的マイノリティ、












面白い手法で物語は進行する。この手法は「桐島、部活やめるってよ」を彷彿させる。
また「カメラを止めるな」の
>>続きを読む

エンジェル(1983年製作の映画)

3.0

昼は高校生、
夜は娼婦、

訳アリ少女の周辺で巻き起こる連続殺人事件。死姦フェチのサイコ野郎の狂気。



なんとなくストーリー展開が読めるミステリーとサスペンス。








二丁拳銃の炸裂はカ
>>続きを読む

新・極道の妻たち 覚悟しいや(1993年製作の映画)

2.7

「極妻」第6弾、
岩下志麻として4作品目

何かがおかしい志麻姐さんの4作品目

















一般市民とモメる場面を強調、



まー、それは良いとして、

姐さんの人殺しを内緒で
>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.6

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、スレブレニツァにおけるムスリム人への弾圧








本作品で知らなかった事実が確認できた。
本作品が世界中に伝えた功績は大きいと思う。


この弾圧を実践している人
>>続きを読む

本心(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

平野啓一郎原作、

近未来設定、
自らの黒歴史を抱え込む者、

時代の進化に応じた新しい苦悩



VF(ヴァーチャル・フィギュア)、
リアルとアバター、
自由死、

伝えたかった母親の思いを探る
>>続きを読む

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)

3.1

第二次世界大戦、飛行機事故に伴いドイツの捕虜となった要人を「荒鷲の要塞」から救出するためのチームが結成された。


雪山の頂上に造られた西洋の城が舞台

困難な救出作戦のアクションと、
誰が黒幕なのか
>>続きを読む

新・極道の妻たち(1991年製作の映画)

3.4

「極妻」第5弾、
岩下志麻として3作品目

5作品目まで来ると、きっと客入りの興行が良いのであろうか。調子に乗って次々と製作されて、肝心な内容は今ひとつなのかなぁという先入観がありましたが、、、

>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.4

午前10時の映画祭にて鑑賞
キューバからフロリダに移住したトニー・モンタナの物語














ブライアン・デパルマ監督、
彼の作品らしいチェーンソーによる猟奇的な拷問。また、銃撃戦にお
>>続きを読む

刺青 匂ひ月のごとく(2009年製作の映画)

2.1

谷崎潤一郎原作の「刺青」をベースにした現代劇。




今回は社交ダンスに情熱を注ぐ男女と彫り師

もはやジョロウグモの刺青でもなくなった









原作は未読ですが、
若尾文子の「刺青」は見
>>続きを読む

刺青~堕ちた女郎蜘蛛~(2006年製作の映画)

2.5

谷崎潤一郎原作の「刺青」をベースにした現代劇。

キャストも豪華



チャットのサクラのバイトの女、
宗教的なセミナーで忙しい男と企業主、

それと彫り師











原作は未読ですが、
>>続きを読む

衝動(2021年製作の映画)

2.9

舞台は渋谷

ネカフェを居住地とする若者
本当は辞めたいクスリの運び屋

好きだった兄貴は殺人で服役中、
メロンソーダを買ってもらった思い出


劣悪な生活状況の中、
口が聞けない女の子に出会う
>>続きを読む

シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

2.9

「シティーハンター」の制作スタッフでお届けする警察アクションコメディ

ネズミに噛まれて余命30日宣言された警官、怖がりだった性格が治って捜査活動の手際が良くなる。
>>続きを読む

人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界(2022年製作の映画)

3.0

冒険家、山野井泰史を追うドキュメンタリー作品。



山の魅力に取り憑かれた男

凍傷で指を失っても過酷な山に挑戦する。
冒険の野心が止まらない。





時折、友人が山で亡くなったことを示すテロッ
>>続きを読む

華麗なる賭け(1968年製作の映画)

3.2

スティーブ・マックィーン
&フェイ・ダナウェイ


銀行強盗を決行する若き社長と
美人保険調査員



ジュネーブに飛んだ男を犯人と目星をつけた保険会社女性調査員の鋭い感覚。犯人と疑われた若き社長の駆
>>続きを読む

カジノ(1995年製作の映画)

3.3

午前10時の映画祭にて鑑賞

ラスベガスのカジノの責任者の物語
サクセスストーリーと立場を維持するための苦悩



イカサマ師を味方につけて防衛する。
スタンダードな対策としての基礎を築いた。
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.2

ランドセルの少女を連れ去った事件

加害者と被害者だけが知る事実、少女は大人になり、今の生活と同時進行しながら過去の事件を振り返る。














家族の人間関係に悩んでいた二人が意気投
>>続きを読む

アートフル・ドヂャース(1998年製作の映画)

2.2

ドジャース、2024ワールドチャンピオンおめでとう!!

全然関係ないけど、今日は「アートフル・ドヂャース」を鑑賞



物語の舞台はロサンゼルスではなくニューヨークだ。



当時はインターネットな
>>続きを読む

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.1

ジョーカー再びwithレディ・ガガ
ハロウィンの午後に劇場で鑑賞


以下ネタバレなるかも





















んー、なるほど、
確かに、
なんか思っていたのと違った。



>>続きを読む

世界の終わりという名の雑貨店(2001年製作の映画)

2.0

「世界の終わりという名の雑貨店」
なんだそれ?

「欲望という名の電車」
みたいなもんか?

















兎に角、
とても静かな作品、

音楽の少ないミュージックビデオのような感じ
>>続きを読む

60歳のラブレター(2009年製作の映画)

3.3

複数の熟年夫婦、たくさんの登場人物が同時に進行するストーリー展開。




熟年離婚、
熟年の婚活、
病気と向き合う、

それぞれのエピソード、
どれも良かった。


それぞれの立場、
それぞれの視点
>>続きを読む

AKAI(2022年製作の映画)

3.4

赤井英和のボクサー時代を振り返るドキュメンタリー作品。

チャンネルNECOにて鑑賞、
率直にとても良かった。


ボクシングの映画って、やはり演技であって真剣勝負ではないから迫力に欠けるところがある
>>続きを読む

パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

3.2

ヒールレスラーの苦悩と家族問題、
嫌われるという役割りについて考える。

「極悪女王」が注目される今、ヒールレスラーの苦悩が共通するのではないだろうか。(「極悪女王」はまだ未視聴ですが、、、)


>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.3

就職活動に失敗し、想像していた人生とは違う人生を歩み始めた。人生の壁にぶつかり、自分のことを知らない場所を転々とする鈴子。

















ひたすら頑張っても報われない。負の連鎖に悩
>>続きを読む

いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.0

西田敏行、追悼鑑賞の3作品目
今回初鑑賞。

長年、救命救急センターに勤めて地元の小さな診療所に赴任する。

生命の終い方について考える。


以下、ネタバレなるかも
>>続きを読む

学校(1993年製作の映画)

3.9

西田敏行追悼2作品目、
山田洋次監督の「学校」、
久々の再鑑賞です。


「幸福」について考えさせられる作品
「教育」って本当に大切です。



夜間中学に通う生徒は何かしらの理由で中学校に通うことが
>>続きを読む

敦煌(1988年製作の映画)

3.2

西田敏行追悼として録画データの中から本作品を選択、本作品で日本アカデミー主演男優賞を受賞している。

井上靖原作の「敦煌」の映画化


















今回初鑑賞でした。シルクロードの
>>続きを読む

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

2.4

「アカルイミライ」を撮影する黒沢清監督のドキュメンタリー作品


終始、監督の優しい笑顔、



曖昧な演出、


右でもいいし、
左でもよい、




一体なんなの?

アカルイミライ(2002年製作の映画)

2.8

黒沢清監督作品、


おしぼりの工場で働く社長と若い店員、
ベテラン世代が良かれと思って接していることがヤング世代の癪に触る。



一線を越える仕打ち、








相当な覚悟を必要とする量刑、
>>続きを読む

愛情の決算(1956年製作の映画)

3.2

佐分利信監督作品、

佐分利信、
三船敏郎、
原節子の三角関係


戦争のシコリが残る時代背景、みんな貧しい時代の中、誰もがより良い生活を求める。




不器用な佐分利信に対してコミュニケーションが
>>続きを読む

おはん(1984年製作の映画)

2.9

市川崑監督作品、

石坂浩二、
吉永小百合、
大原麗子の三角関係



ポンコツな石坂浩二、
喧嘩腰で勝ちにこだわる大原麗子、
争いごとは苦手の様子である吉永小百合、

ミヤコ蝶々が良いアクセントに、
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

不可解な事件が続くサスペンスホラー

首から胸にかけて巨大なX型の切り傷を残す殺人事件が次々と発生する。いずれの殺人事件も犯人がすぐに捕まるが、同じ傷跡を残す関連性がわからずにいる。
>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

2.5

黒沢清監督のホラー作品

制作時期が2000年、インターネットが急速に普及している時代だ。


パソコンの画面に映る幽霊、

身の回りで起きる不可解な出来事、

次々と連絡が途絶える
>>続きを読む

パッチギ!(2004年製作の映画)

3.7

日本人と在日朝鮮人、
高校生の恋と友情を描いた青春群像劇

泣いて、笑って、
真剣に偏見について考える。


1968年の京都、
フォークソング、
偏見と差別、
貧困な生活、



見応えのある作品で
>>続きを読む

花の恋人たち(1968年製作の映画)

3.2

七人の女医の卵たち

国家試験合格に向けた追い込み、
恋愛感情と友情、
田舎の母親、
狙う学長賞、

挿入歌に舟木一夫、



















ラストの泣ける展開の脚本は見事でした。
>>続きを読む

華の乱(1988年製作の映画)

3.1

深作欣二監督、
吉永小百合が演じる与謝野晶子の大正ロマンを描く作品


文芸作家の人間模様













現代のように娯楽が少ない時代、有名作家が現代の芸能人のようであったと想像します。胸
>>続きを読む

生きたい(1999年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

重いテーマをユーモラスに描く作品、
長野県、姨捨(おばすて)駅から始まる

年齢層の逆ピラミッド化について考える作品、本作品は1999年の制作ですが、当時よりも老人の比率は高くなり更に深刻化となってい
>>続きを読む