Chiaki

ズートピアのChiakiのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.3
動物がいっぱいで可愛い!
ディズニーといえば動物!!というくらい、小さい頃はプリンセスより、動物系の映画が、ディズニーでは大好きでした( ´ ▽ ` )ノ

filmarksのレビューや、観た人から直接聞た感想から、これは深い映画だということは、インプットされていました。
確かに。
そしてズートピアの由来が、「ユートピア」からきていることから、この映画には、人の願いが込められているようにも感じました。
人は誰も、一人では生きてはいけません。だから世界中の人々が、誰とでも平和に暮らすことができる、そんな夢のようなことが可能なら、間違いなく人は幸せになれます。しかし、現実世界はそんな夢のようには甘くありません。
差別や偏見をテーマにした社会派映画は、今や一つのカテゴリーとして成り立つくらい、多く作られています。filmarksでもそんな映画を観て、レビューにいろんな考えを過去に書かせてもらったことも。

この作品もとても社会派ととれる内容でした。しかし、ただ「深い映画」で終わらせてほしくはありません。ニュースになる程のひどい差別行為は、日本ではあまり目にしないため、そのような問題に対して、日本人は個人との関係性を意識することは少ないですが、もっともっと身近な人への思い込みが、差別や偏見に繋がってしまっていること。そしてそれに苦しんでいる人がいること。自分は前者にも後者にもなりうるということ。誰にでも共通するメッセージがこの映画から感じられると思いました。
誰とでも平和に暮らせる世界はすぐには難しいかもしれませんが、そんなユートピアを夢見ながら身近な人々との生活をより良くすることは、今日からでも可能です(^^)



しかしさすがディズニー映画。どんなに深い内容でも、やっぱり楽しい!!面白い!!!という印象の方が強く残りました。
動物たちは個性豊かでギャグセンスもピカイチ。一緒に観た人に「笑ってたね〜」と言われてしまうほど。
なにより想像力が素晴らしい。チーターのイメージから、ぽっちゃりとした陽気なキャラクターは普通は生まれないし、〇〇のボスが〇〇で、〇〇があんな厳つい集団になるなんて。そしてラストはまさか〇〇が〇〇で〇〇されるなんて!!!笑
本来持つ動物の性格や習性に縛られず、個性豊かなキャラクターが多いのがこの映画の楽しめるポイントとなっていますが、逆に上手く習性を活かしたシーンなどもあり、動物好きにはたまらないです(*^^*)


何と言っても、ニック&ジュディのコンビが本当に良いですね!!
ニックイケメンすぎる!


!!以下少しネタバレです!!











マンチャスさんに襲われた時、ニックがジュディに命を救われて、協力しようと心変わりしたのかと思い「それだけで?」と少し拍子抜けしてしまいましたが「ほんとーに頑張るんだから…」というニックの一言で、ジュディの頑張る姿に徐々に心惹かれてたんだなぁと分かり、自分の中のラブメーターがいっきにキューンと上昇しました。ラプンツェルでもフリンは元盗賊だったし、私はこの2匹も素敵なカップルになると信じたいです( ´ ▽ ` )ノ

映画自体はカップルというより、バディ的な終わり方だったので、もしかしたらそこに恋愛要素は邪道だと感じる方もいるかもしれません。もしいたらすみません(>_<)
私はラブコメの見過ぎなのか、昔からほんの些細なことでも、恋愛的な要素があると、そっちに持っていってしまうので(笑)


でも流石に同種夫婦はいても、異種夫婦はいなかったな…。ニックとジュディはどうなるんだろうか。そこはズートピアでも破れない掟なのでしょうか。それこそ生物学的に…。

あ、あと犬がいなかったような…(^^;)
Chiaki

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