動物の毛並みから都市までのスケールを自在に変えながらもクオリティを落とすことなく表現されたＣＧ技術が印象的。
ストーリーとしてのテーマとして純粋に多くの動物が差別なく暮らしを求める夢は最初から最後まで貫きつつも草食、肉食という主役の反転があることでメリハリのある展開になっている感じ。
その上何よりも共感しやすいのは多様性のある動物というものをメタファとして
人種や外見、生まれ、育ちの偏見による問題を切り口に分かりやすくかつ動物の個性を生かしながらユーモアを交えて
(羊の緩さと、ウサギの速さ、何よりも受けを狙いにいっているとしか思えないナマケモノの言動の遅さと表情、最後の締め)
どの世代にも見やすく描かれたディズニーとして見たときにはやはり凄いなと思える映画。
