観終わったあと、私はただ呆然とするばかり。なんの言葉も持ち得なかった。
「私を話せるようにして」そう嘆く女性。
私たちは現代において、他人との時間をつなぐために「言葉」を用いてしまうことがある。
愛のある「言葉」に飢え、「言葉」によって生まれる存在に困惑する人々。
カメラのアングルがまたなんとも言えないのだけど、イスが視界を覆う感じとか、3Dの見にくさ(思わず片目をつむってしまう…)とか、もうなんなのー!って思ったり。
"事実は行ったことではなく、行わなかったことの表現"
ゴダールは意外にも最新の機材、ツールを用いてきたが、その反面、その機能自体をぶち壊してくれる。それが気持ちいい!
1番思ったのは、今を生きる私たちには必要な映画なのかなって。