フェイクドキュメンタリーなのだけど、すごくリアル。
最初から最後まで全部リアル。
薬のシーン、リアル過ぎて思わず息を止めて見てしまった。
クズすぎるディレクターが、映画を撮るために西成に行ったのに、一気に転落して、ドン底まで落ちていく様が滑稽で、一周回って清々しかった。
弟と対峙するお兄さんの言葉が刺さるし、テレビマンのあれこれも本当に大変だなあと観ていて伝わってきた。
すごい映画だったなぁ。
西成の独特の文化もサラッと盛り込まれていて、西成の雰囲気が画面からダダ漏れしてくる。
怖いもの見たさだったけど、2019年の邦画界において重要な作品の一つだと思う。