千秋姫

龍三と七人の子分たちの千秋姫のレビュー・感想・評価

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)
5.0
武監督作品をまだ観たことがない人にはあまりオススメしないけれども
武映画のファンには、胸を張ってオススメしたい映画w

ほんっっとーーーにくだらないのだけれども
『いくつになっても、バカやろうぜ』
という、武監督のメッセージが大好き!

いつものように、たけし自身も出演しているのだけれども
今回は、ヤクザ役ではなく刑事役。

いつものように、セリフが少ない武映画とは違って
ひたすらくだらないギャグばかりが目立つ。

だからこそ1番最後の、たけしの登場シーンが心に残ってる

ネタバレになってしまうので割愛するけれども
最後のシーンで、たけしが無言で映る数秒があるのだけれども
『おまえらみたいな生き方、憧れるんだよなあ~』
というセリフが聞こえてきそうな場面。

たっまらーーーーーん(∩´ー`∩)!!!!!

歳をとったから、丸くなる
歳をとったから、質素に暮らす
歳をとったから、おとなしくする

んなもん、人生たのしいわけねーだろ!

明らかにハッキリと見える、そんなメッセージ性や
誰に何と言われようと、1度決めた自分の軸は曲げちゃいけない
そんな応援のようなメッセージを受け取りました(*´v`人)

やっぱり大好きすぎるなあ、北野武(*´v`人)

ただのちょっと笑えた映画、いや、、、もしかしたら
オナラなんかの王道ギャグなんかにはもう、飽き飽きしちゃった観客もいたと思う

けれども、きっと、そうじゃないんだよなぁと思う。

北野武なりの、現代人への応援歌なんだな、きっと。

少なくともわたしは、元気をもらえた!
くだらないものを、素直にバカだね~と笑える、くだらなさ。

こんなギャグ、どこが面白いの?
なんて、ひねくれていないで素直に笑ってしまえばいいw

北野武映画、こう来たか!
と、観終わったあとにちょっと優しい気持ちになれて
なんとなくほっこり出来た、わたし。

これはきっと北野武監督の、優しさに触れ合えた瞬間なんだな~
と、思えました。

ありがとうって言いたい!本当に、ありがとう!!!武監督!!!!
千秋姫

千秋姫