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ナイトクローラーのNのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
3.4
L.A.では人々が眠りにつく間、傍受した警察無線からけたたましく音が鳴り響くのをスタート合図に、猛スピードで車を走らせ、イチ早く事件・事故現場に駆けつけて被害者にカメラを向ける者たちがいる。報道スクープ専門の映像パパラッチ、通称“ナイトクローラー”だ。彼らは死臭を求めるハイエナの如く貪欲に、生々しく刺激的な映像を求めて夜の街を這いまわる。そして、手に入れた映像をテレビ局に売りさばき、金を得る。

視聴率のために倫理をも踏み外した映像を欲しがるテレビ業界の裏側と、それを非難しながらも求める現代社会の闇に迫る。



ナイトクルーラーとして本格的に事業を始める決意をしたルイス。ある夜、住宅街の発砲事件に駆けつけるが、負傷者もなくハデな映像は撮れそうになかった。

ルイスはこのままでは帰れないと、被害宅の裏に周りこみ、関係者たちの隙をついてコッソリ中に忍び込んだ。冷蔵庫の生々しい銃弾跡の横に家族の写真を置いて生々しい画を撮影する。

映像を持ち込まれたニーナは「最高の素材よ!」と絶賛、編集担当の「不法侵入だ」という制止を振り切って放映する。

なんとも心地よい空気に味を占めたルイスは、その後も血だらけの遺体を車の下から引きずり出し、派手な画を撮る事になんの躊躇も持たなくなっていた。

次第にルイスの行動はエスカレート。遂に警察と犯罪者の銃撃戦を自ら仕組み、その映像の一部始終を納め、犯人射殺そして自身を脅迫していた相棒までも犯人に殺させる一石二鳥の成果を挙げた。

倫理観を踏み外し、イカれた男は部下を雇い会社を大きくし今後も派手な映像を狙うのだった。



2/3までは所々、早送り。少し退屈
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