観たかった作品をようやく鑑賞。
先日観た、『女神の見えざる手』に通ずる、まるで〈執念〉を具現化したかのような作品。
''本物に見える偽の証拠''
とは思わず頷いてしまうフレーズで恐ろしい。サイコパスな人物像に全く感情移入できないのに釘付けになる。それは倫理や道徳を突き破るが故のエンターテイメント性かも。
唯一、平凡で普通な僕たち鑑賞者に、理性を保たせてくれた助手くんの行く末が切ない。
こんなに共感できないストーリーと主人公なのに、ちょろっと笑いどころを入れてくるスタイルが少しムカついた。笑
都市犯罪や映像に踊らされる人々と、その現場で暗躍する彼ら、日本人の自分にとって、ロサンゼルスの夜は少し気持ちが悪い。
が、何も知らないのは残念ながら自分も含まれている。