まっさ

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちのまっさのレビュー・感想・評価

2.0
ジェーンゴールドマンが脚本なのでX-MENを意識してんのかなーと思ったけど、雰囲気だけのつまらない映画だった。ホントにあの2作を手がけた人なのか疑問を抱くレベル。マシューヴォーンと組まないといい仕事できない人なのかな。

序盤はテンポが遅くて眠くなるし、終盤は急に速くなる上にループの設定がぼんやりしすぎてるので、理解が追いつく前になんとなくハッピーエンドになってた。ああいう結末なら、2016年1月にいったんとどまる展開は無駄じゃないの。あのせいでループ設定に関するモヤモヤが倍増した。
ホローという敵は子供の目を食べるという残酷な設定を出してくるくせに、本気で殺しにかかってきてる感は皆無でハラハラしなかった。アクションがもっさりしてるのでクライマックスでも盛り上がることがなく、見所が特になかった。こどもたちの能力もそこまで奇妙ではなかったのもがっかり。

異端を排除しようとする世界と戦うのではなく、仲間だけの閉じた世界で永遠に暮らしましょうというぬるい話で、登場人物はそこから抜け出そうとしない上に、敵も異能者なので、非常に狭い世界でのつまんない話に落ち着いた感がある。

これがティムバートン史上もっとも奇妙なら、彼の映画はもう観なくていいな、と思った。
まっさ

まっさ