ペレグリンとは「ハヤブサ」の意味。ペレグリンという養護施設の女主とその屋敷に住む奇妙な子どもたちの物語。
ペレグリンと…というほど彼女のストーリーではない。登場人物は皆"奇妙な"特殊能力が使え、ある者は手から火を放ち、身体の中に蜂を飼ってたり、怪力を扱い、透明人間だったり。
中でも、体重が空気より軽く、そのままだと空に飛んで行ってしまうので常に鉛の靴を履いているエマ。作中、その能力を活かして空を浮遊する際は身体にロープを結びつけ、従者にロープの端を握っていてもらう必要がある。その設定に何とも言えない愛らしさを感じるよね。
酷評されてた割には面白くって、随所にバートン調のデザイン、シュールさがあり、充分に楽しめた。