まっさ

ジャスティス・リーグのまっさのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
4.0
もともとジャスティス・リーグのほうがアベンジャーズより10倍ぐらい好きなこともあってか、むちゃくちゃ楽しめた。

ノーランバットマン以降のDC/ワーナー映画の、ダークでシリアスというと聞こえはいいが、実際は陰気なだけの作風にうんざりしていた者としては、WWから続く今作のトーンはすごく良かった。

新ヒーロー3人の紹介、ヴィランの紹介、メインストーリーの進行、各ヒーローの活躍と連携、今後のユニバースのための伏線張りを、テンポよく面白くキッチリ2時間に納めきった、というのは素直に凄いことだと思う。同じくチームものだったSSとは雲泥の差。これは電撃参戦したジョスの手腕によるものが大きいような気がする(噂では、ザックがそのまま完成させていたら3時間ぐらいになっていたとかいないとか)。

先にバットマン、アクアマンの単独映画を作っておくべきだったDC/ワーナーはアホだけど(フラッシュ、サイボーグの単独映画をやってないのは今作のキャラの設定上理解できる)、そんな状況でも最善を尽くして完成に持って行ってくれたザックとジョスには感謝しかない。

あのSの人のスーツの色味が鮮やかになっているし、MoSとBvSではダメダメだったが今作ではきっちり彼の魅力を描けていたし、そして本編のラストシーンがあれ、というのが自分の中でかなりポイントが高い。(ただ、追加撮影部分の口髭修正が不自然すぎるのが残念。)
バットマンの新タクティカルスーツの見た目が、自分の好きなアーカムナイト版に近かったのもポイント高い。
フラッシュはおっちょこボーイ、アクアマンはワイルドナイスガイ、サイボーグは悩める青年、ときちんとキャラが立っていたし、いい感じのシーンが多くて、なんというか観た後の多幸感がすごい。
レックスとデスストロークらによるヴィラン連合発足!?みたいなポストクレジットで、さらにテンションがあがって終わった。

サイボーグとステッペンウルフのデザインは好きじゃないし(ステッペンウルフはBvSのときはめちゃくちゃかっこよかったのに)、予告編でいいなと思ったシーンがかなり削られてたりしたのはものすごく残念。

映画の出来としてはWWの方が上だけど、好き度でいえばこっちの方が上かもしれないな、ぐらいの感じでした。大満足。
まっさ

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