2016.6.11
大手会社に勤めるケイレブは謎多き社長に会う機会を得ることになり、社長が住む山奥に向かう。
そこで行われていたのはAIの製作。そこでケイレブに課された仕事はチューリングテスト。
その仕事をこなしていく上で生まれるケイレブの新たな感情。
そして、ケイレブは大きな決断を行動に移す…
最新のテクノロジーを搭載したAIと天才クリエイターという、
大きな2人の人物に翻弄される主人公はまるでチェスの駒のようだった。
その駒がチェックメイトされる時新たな希望でもあり絶望が世界に蔓延することになる。
社長の住んでいるのが山奥で人里離れた場所という設定もよかった。
大自然に囲まれている中で行われていることは人類でも最高峰に値する研究。
そんな技術と自然というパラドックスな関係性を微細に中和し魅せる手法が素晴らしかった。
演者たちの演技や終始引き込まれるストーリー設定に１つ１つの描写がディティールに凝っていて洗練された作品だった。
