h

セックスドキュメント 性倒錯の世界のhのレビュー・感想・評価

3.0
日本版ヤコペッティなモンド映画は東映で量産されていた。

子どもの頃に観ていた80年代の『水曜スペシャル』から『世界びっくり大賞』、宜保愛子特番までは、すべてヤコペッティの影響下にある。
本作はその間に位置する。ヤコペッティ『世界残酷物語』で取り上げられた日本て、牛にビールを飲ませるぐらいだったと記憶してますが、本作は日本限定。
荒木一郎のソフトロックにしびれる。

冒頭から、アラフォーの東郷健の店が紹介されていてウホッと思ってたら、太鼓をドントコ流しながら、長すぎる東郷健のセックスシーンにギブアップ! 立て続けに、祭り囃子に乗せて、女装男子の豊胸手術をモザイクなしでノンストップで流されて、顔がひきつる。
ナレーションが西村晃ってw

でも、それ以降は時代の流れか普通でした。そして、評論家が語る性倒錯の説明も時代遅れな内容に。日本の状況はどうであれ、半世紀でものの考え方は変わってきている。
日本初の性転換ダンサー・銀座ローズさんの、父親の墓前で日本舞踊を踊るシーンは画が面白すぎたけど、東京からパートナーと車で旭川まで行くシーンが荒木一郎効果でいいんです。

コメント出演の戸川昌子は見た目が、ピーターみたいなユーミンでしたよ。
h

h