頑固なジイさんと嘘つきバアさん。
妻を亡くした活力を失ったフレッドが引っ越したアパートの隣の部屋にはおしゃべりを好きなエルサが住んでいた。
エルサは「髄膜炎の孫がいるの。」と嘘をさらっと織り交ぜてくるので「ピカソの肖像画のモデルになったことがあるの。」だって真実かどうか疑わしい。
しかし彼女がここまで自由奔放なのには理由があったのだ...
フレッドはエルサの明るさによって元気を取り戻していき、長年の彼女の夢を叶えるべくローマ旅行をプレゼントする。
ローマでの2人は付き合いたてのカップルのようにはしゃぐ姿が微笑ましく、映画『甘い生活』の再現でアニタとマルチェロに扮するシーンは白黒なのが印象的だ。
〜以下、若干のネタバレを含みます〜
ラストも確かに心あたたまる感じになっているが、フレッドは2度も愛する女性を失うんですよね〜〜
それを承知の上でのエルサの行動は結局、自己中心的だよなって考えたら、ただの思わせぶりババア。