遊び心はなくド直球なボクシングドラマ。
時間軸をバラバラにしたり、2人のボクサーのエピソードや彼らにまつわる人々のエピソードをクロスさせた構成はなかなか良いです。
ただカムバックするベテランボクサーのの方には母への思いとか過去の不幸な出来事とか心を揺さぶるエピソードが豊富ですが、対する若手ボクサーのの方はエピソードが貧弱でバランスがとれてないです。
さらに2人のボクサーのの階級が明らかに違う感じがするのだが…ボクシングって無差別級ありませんよねw
ファイトシーンはボクシングというより殴りあいですが熱のこもったファイトシーンでなかなかの迫力でした。
主人公を演じたドミニク・パーセルの凄味ある演技も良かったです。
当時、同じ時期にスタローンの「リベンジマッチ」が流行っていたから乗っかった内容とは違う邦題の「リベンジファイト」もちょっと損してるなと思います。
全体的に淡白で地味なので涙が滲むまではいきませんが、男が色んな物を背負いリングで死闘を魅せる姿は心が熱くなりました。