HERSHEYチョコレイツ

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのHERSHEYチョコレイツのレビュー・感想・評価

1.4
監督のルッソ兄弟の作品、
「キャラの人生観より
観客を驚かせる展開が大事」
という姿勢を感じてしまう。
この感想を書いている人物は、ルッソ兄弟と映画で楽しみたいポイントや重要と感じる部分が重なっていないので、それ前提の意見として読んでください。

物語の展開の都合にあわせて登場人物たちの人格を捻じ曲げてしまったの、物凄く見ていて苦痛だった。
ホークアイってこんな人だったの?アントマンそんな理由で暴れて大丈夫か家族の問題は?ワンダそれは罪悪感のすり替え逃避にしかならないよ?とか。明らかに考え無しな行動を取っているキャラを後押しするよう描写するの勘弁してください。そーいう書き方する?と監督がどんどん信用できなくなった。
キャプテン・アメリカ主演3作目としてシビル・ウォーを持ってくるのは、扱う題材としてフェアじゃない。
いやルッソ監督が書ける題材じゃなかった。観客を『驚かせる』ために登場人物たちの人格を軽んじる=心のドラマを描く事に興味が薄いような人物には。

この映画の中での行いで、何人ものヒーローたちが社会からの信用を無くしてる。
一部の観客の失望も。
これまでの映画と地続きの人物像として、納得行くシビル・ウォーが見たかった。
この後の別監督のMCU作品、シビル・ウォーで描かれた人物たちのマイナス行動の後始末が続いている。