まこやん

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのまこやんのレビュー・感想・評価

3.7
ヒーロー同士の戦いなんて面白いんか?と思いつつも、せっせこアントマンを「予習」して鑑賞。
これがまた面白いんだよねえ。正義とは何か?武力を持ったやつが好き勝手やってええんか?という、ヒーロー物のダークサイドをテーマにしている。
その中で、親父の復讐を誓うブラックパンサー、自責の念に駆られるアイアンマン、板挟みの悩めるナターシャ、善悪の彼岸的な考えによりつつもワンダが大好きなのが分厚いメイクから透けて見えるビジョン笑などの私情が挟まれ単純な正義・悪論に収まらないところが深みを与えている。
中でもキャプテンアメリカは最愛の人を老衰で失い、自分と同じ時間を共有している人がかつての戦友バッキーだけになり、何としても彼を守ろうとする。本作のバッキーは基本役立たずだが、立ち場が「ヒロイン」なので仕方ない。

出演シーンは短いながらも、浮かれっぱなしのスパイダーマンもよかった。
まこやん

まこやん