たけまる

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのたけまるのレビュー・感想・評価

3.7
適度にちょいわると我欲があるトニーの方が人間味があって、まじめ一辺倒で優等生キャラのスティーブのこと良いやつだとは思いつつあんまり好きになれなかったけど、今作では結果論彼の信念と友情と男気がきらりと光る回だった。頼れる正義系兄貴的な感じでカッコ良かった。これでみんなのリーダー的な存在になるのかな。

でもトニーを擁護するわけじゃないけど、国連や諜報機関組織が未熟だっただけで、本来的な判断としては民主制を重んじ越法性を許さないトニーの判断は正しかったと思うけどね。ただし、これは現実問題と同じくで、成員が未熟な際の法規や制度が善しとされるかは別問題。そういう意味では、今回は結果論としてスティーブの判断が正しかったと言える。民意や法規として正しいことと、本当に正しいことは常に完全一致はしない、ということ。

加えて、この後エンドゲームに行くにつれ地球規模ですらなくなることを考えると、地球内の法や民主制っていう次元でものを語ること自体に無理があるのは火を見るより明らかなんだけどね笑

まあそれは置いといて、深く突き詰めていくと、戒厳令や諜報の大統領権限など、平時には越法性のある行為を法に含めておくってことの法哲学になるから、ここは自分の中で勉強することとして宿題にしよう。

本作、アベンジャーズかと思ってたけど位置付けとしてはキャプテンアメリカの3作目、という位置付けなのね、知らなかった。なんでソー出てこないんだろうと思ったらそういうことか笑

ブラックパンサーとスパイダーマンは初登場で胸熱。

さーて、一気に見るぞー!
たけまる

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