動物みたいに、ためて俊敏に動く、静かなスポーツクーペみたいな雰囲気がかっこよくてバッキー、アイアンマンとならんで個人的トップ３に入る。
アフリカかっこいいじゃん！（誇張はされてるだろうけど）
ちょうどデザイン課題でアフリカに目をつけた製品を考えたあとだったので「さすがオレ、すすんでるな〜（米製作開始の方が明らかに早い）」という感じの偉そうな姿勢でみにいった。
世界観の話をすると、
・クールなアフリカ文化と最新素材、技術のミックスは、いざここまで仮想的ではあるが実装されると、今までの欧米文化をゆうに超えていく勢いで新鮮で格好良い。興奮する。戦闘方法から衣装、音楽、儀式の雰囲気まで。"スニーカー"っていう名前が面白いな。
・タンジブルなデジタルインターフェースというのが中々、未来と現実の間をさまよってて良い。
・課題でやったから少しは分かってるつもりなんだけど、戦闘機やらスーツにアフリカ感があって難しかったろうな（楽しかったろうな）という感じ。（これが備わってる”製品”は世界にそんなに出回ってるわけではないので）
・一方で都市とか武器は微妙かも。欧米の製作した近未来って感じがする。
・ハリウッドで出るトヨタの車はかっこいい。
・アメリカはほとんど映らず、欧米のように綺麗に計画された理想的社会じゃなくて、アジア（韓国）とアフリカ独特のカオス、ボトムアップ社会が生成する人間臭さとフューチャーミックスを魅せてくる。やたら強い女性が男をべしべし倒すシーンもある。欧米のリードする時代は終わるんだぞと。ジジババの旧常識なんか糞食らえだと。（欧米が製作してるけどね）。
白人はほとんど出ない上、ペチャクチャ喋って止まらない欧米人が縮こまってしまう描写がある。「実は隠してたけどこれからアフリカがトップに立つぞ、準備はいいか」という”革命”（？）的なメッセージとして受け取ることもできる。（何度もいうが、アメリカが作ってるんだけどね）。欧米社会と移民、社会的弱者も扱った上で最後に「賢者は橋をかけ、愚者は壁をたてる」ってそのままストレートなメッセージを発してるシーンも今っぽい笑。
マイケルBジョーダンのオラオラ感ちょっとかっこよかった笑
話の流れとしてはよくある感じだった。
最後の「我々は提供する」みたいなところで、提供するものが科学技術というところが少し残念。（科学技術ありき）
最近のマーベルは、デッドプールとかスパイダーマン、アントマンのつまらない軽いノリで笑いを誘ったり、マイティソーとかドクター・ストレンジ、アベンジャーズみたいに世界観が崩壊してて？？？な映画が多くて心配だったけど、これは好きだった。もう一回みたい。「長文、ソリ-マダ（sorry,mother)」
