ハギマニア諸島

ブラックパンサーのハギマニア諸島のレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.3
マーベル新シリーズで久々に傑作を観れた!!ドクターストレンジ、ホームカミングが個人的にあまりしっくり来なかった為今回のブラックパンサーは滅茶苦茶期待してました。

結果、期待以上の傑作!
てか予想を遥かに上回る骨太なストーリー展開に度肝抜かれました。

現実に今も根付いている植民地や貧困・ヒエラルキー等の問題を、いやらしくない程度にさり気なくストーリーに盛り込み、風刺を風味程度に効かした内容が本当に素晴らしかった。途中でマーベル映画を観ていることを忘れたレベル。笑

しかしながら終盤の畳み掛けるような展開はやはりマーベル!わりとクールな序盤〜中盤の展開から、最後はやはり爆発させてくれました!

主人公国王の勇姿痺れました。とあるウィーンのシーンは目頭が熱くなった。観て貰えばわかりますが個人的にはマーベル史に残る名シーンでした。
“賢者は橋を架け、愚者は壁を創る”
良いフレーズ…

野暮な不満点は、シビルウォーみたいなスタイリッシュスピードアクションをもう少し観たかった!物理攻撃を吸収しエネルギーを放出させて敵を一掃するという究極のカウンターアクションも目新しくはあったが、やっぱりもう少し黒スーツでの肉弾戦が観たかったかなぁ〜。あと暗いシーンが多くアクションが観ずらいシーンも少なくなかった。


不満点はでもほんとそれだけ…
これまでのマーベルとは明らかに異質で一線を画す内容でした。音楽しかり、中心部に限りアフリカ版ブレードランナーにしか見えないワカンダ王国しかり、造り込みがほんとに凄く見応えがかなりあった。

アメリカ本国で超絶爆裂ヒットしてるとの本作。これまでの白人ヒーローが台頭してた風潮に一石を投じた黒人ヒーロー物語。
鑑賞後、ヒットの理由がなんとなくわかった気がしました。