山尻

アベンジャーズ/エンドゲームの山尻のレビュー・感想・評価

5.0
MCU全22作品をおさらいして5回目の鑑賞でエンドゲーム納めしたのでさらに追記。

なんかもうこれ一本の映画でどうこうという問題じゃなく、これまでMCUを追いかけてきた僕らファンにとっては絶対俯瞰で見れない…正当な評価ができない3時間のご褒美大ハッスルタイム!!!
ただただこれまでの感動と興奮に感謝!サンキュールッソ!!アメリカの尻!!!

前作インフィニティウォーで味わわされた屈辱と喪失感をで見事全て帳消しにしてくれました。
25日夜からインフィニティウォー、エンドゲームの連続上映で膀胱が爆発四散しちゃうかとヒヤヒヤしましたがエンドゲーム始まってからは尿意なんて脳が認識する間もありませんでした。

前半完全にインフィニティストーン集めという名のMCUおもひでぽろぽろ聖地巡礼で、バック・トゥ・ザ・ドラゴンボールやんけ!とか思っちゃいましたが、ビッグ3にとって各々のトラウマだったり後悔だったりを癒しに行くことが、以降の最終フェイズを迎える上でどうしても必要なピースだったんだということを改めて思い知りました。
ていうかたった3時間の中であんだけの石とフラグ回収し終わっちゃうのすごくない…?

後半は怒濤のサノスvsビッグ3からのスーパーヒーロー大合戦でこれこれ!こいつを待ってた!!大興奮!!!

復活組が合流してアベンジャーズのターン開始のかけ声としてこれまでのシリーズで一度たりとも聞けなかったキャップの「アッセンブル」の鬨の声に正直震えましたね。
とにかくキャップの見せ場がどれもスゴすぎてヤバかった…君もそうだろう?

主役は間違いなくキャップだったんだけど、トニーのスーツデザインは原作初期カラーモチーフで素晴らしかったし、キャップにシールドを改めて渡す役、ハワードとの父から子へのリレーが最高の結末を迎えたことが何よりだった。
家族という守るべきものが出来た父親という立場になり、絶対に死ぬべきではないキャラクターであるトニーが自己を犠牲にしてサノス軍を道連れに…ウッ…前が見えない…
しかしシリーズの第1作目で大ヒットをかまし、それ以降のMCUを牽引してきた彼が幕引きするのも当然なのかな…

一番パワフルであるはずのソーが今回は一番弱さを見せちゃってて、激太りしちゃってたの滅茶苦茶笑った。
途中でスリムサーファーくんに戻るのかな〜?と思ってたけど結局最後まで太っちょサーファーくんのままで、これが多様性を認めるってことですか!?笑
過去からムジョルニア持ってきたとき「ちょっと盛りすぎじゃない?」と思ったけどキャップがハンマー手にした瞬間「おぉ…!!!」の声が漏れましたね。「やっぱりな!」のソーの台詞、潔い!!!

ナターシャの退場の仕方は残念だけど納得でした。全てがご都合主義のハッピーエンドオチにはならないんだ!
ロバート・ダウニーJr.もクリス・エヴァンスもスカーレット・ヨハンソンも、他3人含めオリジナル6は今までとにかく本当に本当にお疲れ様でした。
悲しいこともあったけど、今までの全部が納まるところに納まったって感じかな。

最後にスティーブがキャプテン・アメリカの役をサムに譲るとき、サムが謙遜や否定をするでもなく、ただ二言「ありがとう。ベストを尽くすよ。」って言葉に号泣っていうかもはや嗚咽しか出ませんでした。
スティーブの決断といいサムの言葉選びといいバッキーの引き際といいあのシーンって完璧すぎません???

アベンジャーズの1作目から映画館で映画を観ることにハマり、リアルタイムでその一つのシリーズの集大成を迎えられたことはすごく幸運なことだと思う。
最速上映のエンドロールが終わって劇場が明るくなったときに会場が拍手で包まれたのなんて生まれて初めての体験でした。
人生において一体これからあと何回こんだけの映画体験ができるだろうか。
山尻

山尻