まったく合わなかった。
ダンスにかける青春かと思いきや、友達うまくできないコンプレックス持ちたちが立ち直る話だった。
しかもフィクション感をもろだしにしながら。
ダンスするのかと思いきやダンスとは関係ないところでウダウダやってるし、遊んでない!とか言ってるけど遊んでるようにしか見えない。ダンスはどうしたんだ、ダンスは!
別にスポ根みたいにやれとは言わないけど、あまりにもダンスと関係ない要素で悩みすぎててビビる。
ダンスの練習シーンだってだいたいハイライト的に流れるばかりで、なんだったらランニングした後の休憩シーンの方が長いんじゃないのかと思える。
ダンスが好きだとか私は人の何倍も努力しないと追いつけないからやりますとか全部セリフで言うだけでそんなシーンあっただろうか…ああ、あそこの安っぽい芝居のところとかハイライトのところですか?とドン引き。
とにかく役者が台本通りに動くお人形でしかなく、台本がつまらない、退屈、子供向けなのかと思う展開、説明的、観客に想像させないとなかなかの酷さ。
最後のダンス大会で観客のスタンディングオベーションに至るまでこちらの気持ちが高まるはずもなく「え?こんなもんでこんな拍手もらえるの?あ、台本に書いてあるからか。」と失笑するしかなかった。
ここまで来るとどうでもいい細かいところまで気になってしまった。
どうして体育教師だけ宝塚風なのか(元だからですけど)。
今までスゲーいやな奴だったチア部の女子たちが急激にいい奴になっちゃった。
幼馴染みの男子が「どや、これイケメンやろ?俺はお前のことわかってるし」みたいな雰囲気満載でイライラする(僻みです笑)。
渡米の為に空港行きのバスを待ってるのに手ぶらのコーチ。
女子更衣室なのにカーテンが扉の変わり。
事務所臭のするEXILEネタ。
もう本当ならどうでもいいとこなのに!
ダンスについてカッコ悪くても自由に楽しくと劇中では語られてますが、いくらなんでもダサすぎる。
塚本さんと山本くんのキャラクターが好印象だったことだけがよかったところでした。