あろわ

スポットライト 世紀のスクープのあろわのレビュー・感想・評価

4.0
カトリック教会の神父が繰り返し行っていた子どもへの性的虐待をボストン・グローブが報道、その一連の流れを追った作品。

キリスト教を信じている子どもは、通っている教会の神父から気にかけてもらえることが最初は素直に嬉しく、される行動が段々エスカレートしてきても拒否できないし誰にも相談できない…その気持ちは私も理解できる。当然分かっていた神父がその仕組みを作り上げ利用し性的虐待を繰り返していた…教会もそれを知っていたのに組織ぐるみで隠蔽…作中でも記者たちが言ってたけど、なんて胸糞悪い。
エンドクレジットで性的虐待をした神父の数、この報道後同じような実態が明らかになった地域名がズラズラとでてきたが…
どうやったらこういう力を持った狡く汚い大人から、子どもを守れるんだろう。

ちょうど新聞の誤報や虚報に関する小説を読んでるときに観たから、記者たちのあつい思いにもまたグっとくるものがあった。
あろわ

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