こう言う話って回想シーンや被害者の事実描写が挟まるのかな?って思ってたけれど、ところがどっこい、そんなことはなかった。
あくまで、テーマは「ジャーナリズム」
神父の悪事についてはただの「トピック」で、ジャーナリズムのあり方について問題定義を投げかける作品。
敵があまりにも強大で力があり、被害者が社会的弱者で力がほとんどない場合、世間は寄ってたかって黙視する。無視する。
戦うこと事態が、危険で自分の全て、家族や自由、今の仕事全てを失う覚悟が必要だからだ。
それで本当にいいのか??
ジャーナリズムはそれでいいのか??
っていうのか、この作品のテーマだったんじゃないかな?と感じました。
ジャーナリズムしか出来ないことがある。
真実を暴くことが多くの人を救うことがある。
世の中って、不思議。
明らかに間違った事なのに、権力があれば許されてしまう。世間は許してしまう。
権力って不思議なパワーだなと感じました。