日本という国に住んでいるので、実際に宗教が暮らしと密接な国の人とはこの映画で感じることは、異なるんだろうなと思う。
しかし、かなり衝撃的だし、見た後落ち込んだ。実際にあった事件なのだから。
聖職者の児童虐待を明るみにすべく奔走する記者たちの情熱にドキドキした。教会を仕事として守った弁護士たちの葛藤。隠蔽する教会。それぞれの正義とはなんなのか?
ルネサンスの頃、それまでは口頭でしか伝えることができなかったカトリックへの反発は、活版印刷により多くの人々へ知られ後にプロテスタントができた(超雑な説明)。
今作は、カトリック教会から虐待を受けていたが、声を出せなかった被害者が、新聞というメディアによって公になり世の中に大きな衝撃を与える…
歴史は繰り返すというか、そういう意味でも皮肉を感じた。
見応えあり!