Ramu

名探偵コナン 業火の向日葵のRamuのレビュー・感想・評価

1.5
映画だからアクションシーンを増やして派手にするというのは理解できます。が…アクションの見せ方があまりに荒唐無稽すぎ、ただのゴリ押しだしで、初期のコナン映画にはかろうじてあったワンロジック(6作目のラストのワインのくだりとか)が無いので全くハラハラしません。どうでもよくなってきます。
なんでもありは免罪符じゃないぞと言いたいです。
それぞれのキャラクターも全く描ききれておらず、ミステリー映画としてもあまりにも成立していないので、この作り手たちはそもそも物語を語る気があったのかと疑問に思ってしまいました。

あと、最新作のゼロの執行人や他の映画でもそうだったのですが、脚本の櫻井という人は正義とか国防とか芸術とかそういうインテリっぽいテーマを描こうとしているわりにリサーチが圧倒的に不足してるんじゃないかと言わざるを得ないと思います。全てにおいて薄っぺらです。
ひどく杜撰な映画だったと思います。
Ramu

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